12月4日、織田裕二主演の刑事ドラマ『踊る大捜査線』の公式サイトで、最新映画『踊る大捜査線 N.E.W. 』の制作が決定したことが発表された。
握手とハグを交わした織田と柳葉
「『踊る』はフジテレビ系で1997年から連続ドラマとして放送スタート。織田さんが演じる主人公・青島俊作刑事は一般企業の営業職から警察官に転職したという設定で、警察署内の派閥の対立など、それまでの刑事ドラマと一線を画す設定は視聴者から熱い支持を受けました」(スポーツ紙記者、以下同)
その人気ぶりを受けてスペシャルドラマやスピンオフ、劇場映画も数多く制作された。
「1998年公開の劇場版第1弾は興行収入100億円超えの超大ヒットを記録し、“事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きてるんだ! ”といった名ゼリフも生まれました。2003年公開の劇場版第2弾の興行収入は173・5億円を記録し、現在も実写邦画では1位の座に輝いています」
“FINAL”と銘打たれた2012年公開の劇場版第4弾で、シリーズは幕を閉じたが、今年ついに『踊る』のスピンオフ映画が公開された。
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「今年10月から2か月連続で『踊る』シリーズの人気キャラクターで、柳葉敏郎さんが演じる室井慎次を主人公にしたスピンオフ映画が公開。11月25日にはフジテレビ系で放送中の情報番組『めざましテレビ』で映画のメイキング映像も放送されました。
そこで映画撮影の合間の柳葉さんに織田さんが歩み寄り、握手とハグを交わすシーンもあったのです。おふたりは『踊る』のテレビシリーズ放映時から不仲説が流れており、織田さんが『踊る』シリーズに再び出ることは絶望視されていたので驚きましたね」
ファンの期待に応えるように発表された今回の『踊る』新作映画。SNS上では、
《楽しみすぎる》
《青島刑事が帰ってくる!》
《めちゃくちゃ嬉しい……》
など、大興奮の声が目立つ一方で、
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《年齢的にどうなんだろうって思ったり》
《あと10年早ければ》
といった長すぎるブランクを惜しむ声も散見された。
「『踊る』シリーズは現実と同じ時間が経過しているという設定なのですが、織田さんは今年で57歳と還暦間近。これは劇中で青島刑事とコンビを組んでいた、いかりや長介さんが演じる和久平八郎という定年間近のベテラン刑事の年齢とほとんど変わらないんです。青島刑事は青臭さが残る熱血漢というキャラクターでしたから、57歳となった今の織田さんがどのように演じるのかが注目されます」
先駆けて公開されたスピンオフ映画の影響も気になるところ。
「この映画での室井は警察官を引退したという設定。『踊る』シリーズはキャリア組の官僚である室井と、ノンキャリアで現場を担当する刑事の青島という、立場が異なる2人の衝突と友情も見どころでした」
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邦画で史上最大と言えるヒットシリーズは、織田裕二の年齢問題というハードルを乗り越えることはできるのか――。