限定公開( 16 )
スマホのアプリで電動アシスト自転車や電動キックボードをレンタルできるシェアリングサービス「LUUP」の公式TikTokアカウントが“問題行為”の映っている動画を配信し、批判を集めています。
2020年5月に東京・渋谷でサービスを開始したLUUP。都心部を中心に利用する姿や車両の貸出・返却をするための場所である「ポート」を見かけることも多くなっています。
一方、ポートの設置場所はネット上で度々批判を集めてきました。10月には「避難器具降下地点」の標識を隠すような形で看板が設置されていることが物議を醸し、11月には水道メーターに重なるようにポートが設けられていることに対し非難の声が上がっていたのです。
※東京都水道局は水道メーターの上に自転車や植木鉢を置かないよう、Xで注意喚起をしています
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そんな中、LUUPが2022年10月24日に開設した公式TikTokアカウントは、ある動画を投稿。「びっくりする瞬間」というテーマで“あるある”を語るその動画では、撮影当時、水道メーターの上にポートが設置されているのが確認できます。
物議を醸していた問題行為を公式アカウントで配信するという事態に、コメント欄では「水道メーターの上にガッツリ被ってますが…」「コンプライアンスどうなってるんですか?」「そら、メーターの上に置くのびっくりするよな」など批判の声が寄せられました。
なお、LUUP社は10月のねとらぼ編集部の取材に対して、「現在、LUUPのポートの設置場所に関しては、避難設備などの消防用設備の使用に支障のある箇所にはポートを設置しないこととしております」とレギュレーションは設けていると説明しつつ、「ポートの設置検討時には確認を行っておりますが、一部見落としがあった事例」があったとし、「このような場合には、速やかにポートの設置箇所の変更等の対応を行っております」とコメント。
一方、11月のITmedia NEWS編集部の取材に対しては「ポートの設置場所については、土地の所有者と管理会社との間で相談の上決定しており、必要に応じて他の関係機関にも確認を取っている。そのやりとりの中で、設置場所および方法の変更や改善が必要と判断されれば、個別に適切な対応を取っており、今後もそのようにしていく」と回答していました。
件の動画は、公開から6日が経過した記事執筆時点(2024年12月9日)も公開されています。
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