ポルシェ963のプライベーターとして2024年のWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に出場したプロトン・コンペティションだが、2025年はウェザーテック選手権でのプログラムを放棄する可能性があり、代わってWECハイパーカークラスでの1台での参戦に集中するかもしれない。
12月7日にドイツのバイザッハで行われたポルシェの『ナイト・オブ・チャンピオンズ』で示されたドイツのメーカーからの声明によると、「ひとつのカスタマー・チーム」であるJDCミラー・モータースポーツが、2025年のウェザーテック選手権に加わるとしている。
このほか、ファクトリーチームであるポルシェ・ペンスキー・モータースポーツも、引き続き同選手権には参戦する。
これは、2025年のミシュラン・エンデュランス・カップのみのレースに登録されているプロトンのエントリーが、当初の計画どおりグリッドにつかないことを示唆している。
プロトンはまだ、正式に撤退を認める発表はしていない。
クリスチャン・リード率いるこのチームは、以前は2台のWECハイパーカー参戦を目標としていたが、先月、2025シーズンのエントリーリストが発表された時点では、彼らの963は1台しかリストに掲載されていなかった。
プロトンが963での参戦を縮小する理由は現時点では不明だが、同チームはポルシェ911GT3 Rを走らせるアイアン・デイムスとの提携を通じて、GTDクラスからエンデュランス・カップ・レースに引き続き参戦する予定だ。