地球の7割は海だというから、陸上だけしか知らないと地球の大部分を知らずに過ごしてしまうことになる。だから海に関連した図鑑は楽しい。日本近海に生息する深海魚を掲載した本格的な魚類図鑑、『日本の深海魚図鑑』(山と渓谷社)が刊行された。
ぐるりと海に囲まれた日本は世界有数の“深海大国”。近年、その漆黒の世界に生きる深海魚たちの姿が徐々に明らかになってきたという。この図鑑は、日本近海に生息する136科423種類の深海魚を掲載。美しい標本写真を厳選し、19人の研究者たちがそれぞれの視点で解説。深海魚の不思議な生態や名前の由来なども分かり面白い。大型の本で、子どもから大人まで誰もが見て、読んで、 楽しめる図鑑だ。税込み5940円。