12月5日、ホンダは大型二輪のクロスオーバーモデル『X-ADV』にマイナーチェンジを施し、2025年モデルとして12月12日より発売すると発表した。
『X-ADV』は、スクーターのようなエクステリアやライディングポジションを採用しつつ、シティユースからオフロードまで走破する性能を持つクロスオーバーモデルだ。
フロントブレーキはダブルディスク、サスペンションにはロングストロークのフォークを採用し、17インチホイールとブロックパターンタイヤを標準装備としてオフロード走行も想定した設計となっている。
エンジンは『NC750X』のものを調整した745cc水冷直列2気筒OHCエンジンを搭載し、高い応答性能を持つDCT(デュアルクラッチトランスミッション)とチェーンドライブ方式で駆動する。最高出力は43kW(58PS)/6750rpm、最大トルクは69Nm(7.0kgm)/4750rpmだ。
そして、マイナーチェンジが施された2025年モデルには、快適な長距離走行のためにクルーズコントロールを搭載。DCTの制御もアップデートされ、応答性の向上や繊細な接続に寄与する最適化が行われた。
さらにエクステリア面では、デイライトとウインカーを内蔵するスリムなヘッドライトを新採用。フェアリングもエッジが際立つデザインに変更されている。また、操作性と視認性向上の調整が施されたフルカラー液晶メーターやポジション調整式ウインドスクリーンなどにも、利便性を高めたアップデートも施された。
カラーバリエーションについても一新されており、マットゴールドフィンチイエロー、マットディープマッドグレー、パールグレアホワイトの3色が用意。マットゴールドフィンチイエローには、専用グラフィックもデザインされている。メーカー希望小売価格は、マットディープマッドグレーとパールグレアホワイトが143万8800円(税込)、マットゴールドフィンチイエローが147万1800円(税込)だ。
マイナーチェンジされた『X-ADV』の2025年モデルは、2024年12月12日より発売される予定となっている。