「大間」の「マグロ」で知られる青森県のクロマグロの漁獲枠は3割以上増える見通しです。
「本マグロ」と呼ばれ、寿司や刺身で人気の高級品「クロマグロ」。濃厚な脂が楽しめる大トロは特に人気です。
このクロマグロは近年、資源量が回復傾向にあることから、今月開かれた国際会議で日本周辺での漁獲枠が5割増えることが決まりました。
これを受け、きょう、水産庁は来年からの国内での漁獲枠の配分案を提示。国が管理する沖合漁業の漁獲枠をおよそ2割、都道府県ごとの沿岸漁業の枠をおよそ6割増やすとしました。
「大間マグロ」で有名な青森県の漁獲枠は35%増え、685トンにするなど、すべての都道府県で漁獲枠は増える見通しです。
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ただ、会議では「沿岸漁業への配分量が足りない」と見直しを求める声も出ました。
配分量は、あさってにも正式決定する見通しです。
回転寿司やスーパーで見かけるクロマグロの多くは養殖ものですが、天然マグロの流通が増えれば全体の価格が下がるとの期待も高まっています。