今回は、当たり前のようにやっている家事を少し変えた「キッチンのやめ家事」についてご紹介します。
鍋の材料を毎回カットするのをやめてみる
冬になると回数が増える鍋料理。最近はさまざまな鍋つゆが販売されているので、使う食材はそのままに味だけ変えて頻繁に鍋料理をする家庭も増えています。また、買った野菜の一部だけを使って残りを余らせてしまう人も多いようです。
それであれば、買った食材は一気にカットしてしまい、鍋セットとして冷凍用保存バッグに入れて冷凍しておいてはいかがでしょうか。
白菜やネギ、大根、ニンジン、きのこ、そして肉類をカットしてまとめて冷凍。調理するときはそのまま鍋の中に入れるだけなので、二回目以降は調理の時短にもなります。特に、大根は冷凍することで繊維が壊れて味が染み込みやすくなるので一石二鳥ですよ。
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持ちにくくヒビが入りやすい土鍋をやめてみる
鍋の話が続きます。鍋といえば土鍋を使うイメージですが、土鍋は持ち手の部分が持ちにくいものが多く、コンロから食卓まで運ぶのも危険です。少し気を抜くとヒビが入ってしまうなど、メンテナンスに手間がかかることもありますよね。
いっそのこと土鍋をやめてみてはいかがでしょうか。筆者宅では厚みのあるホーロー鍋で鍋料理をします。持ち手部分にしっかり指が入るので運ぶのも安心ですし、土鍋ほどメンテナンスに手間がかかりません。
排水口のゴミ受けバスケットをやめてみる
排水口のゴミ受けバスケットは、ネットをかぶせていても使い続けているとヌメリがでたり、ゴミが詰まったりしてしまうものです。いっそのことゴミ受けバスケットをやめて、ネットだけにしてみてはいかがでしょうか。
最近は、ゴミネットをホルダーにつけるだけのタイプがプチプライスで多く販売されていますよ(画像はレイエの「シンク掃除が楽になる排水口ネットホルダー」)。
ご飯を毎日炊くのをやめてみる
家族の人数や食事の回数によって変わってきますが、炊飯を2日に1回などに減らしてみるのも家事を効率化する方法の1つです。最近は保存容器も進化していて、炊いたご飯をおいしく冷蔵/冷凍することができます(画像はマーナの「極 冷凍ごはん容器」)。
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ペットボトルのお茶を購入するのをやめてみる
人によって面倒と感じるものは異なりますが、筆者にとってはペットボトルの「ラベルを剥がして洗い、乾かしてつぶす」という作業が面倒だと思い、以前よりペットボトル飲料を購入しなくなりました。
やかんで麦茶を沸かすというのも手間に感じるので、浄水器をつけて水出しのティーバッグを使っています。ポットに水とティーバッグを入れたら冷蔵庫に置いておくだけなので簡単です。
家事の効率化は、家庭によってできることとできないことがあります。今までやってきたことを当たり前のことと思わずに、何かラクになる手段はないか考えてみるのもいいのではないでしょうか。
(文:矢野 きくの(節約・家事・100円ショップガイド))