気が遠くなるほど緻密に布を縫い合わせ、完成したのは…… 想像の域を超える“命が吹き込まれた神作品”に「すごいという言葉しか出ません」

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2024年12月10日 09:33  ねとらぼ

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ねとらぼ

細かい作業です

 気が遠くなりそうなほど細かい作業を繰り返し、繊細で美しい作品を作り上げていく工程がYouTubeに投稿されました。その鮮やかな手つきと美しい完成品には、「すごいという言葉しか出ません」といったコメントが寄せられています。


【画像】完成した作品


 動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「セラの秘密のクローゼット」。同チャンネルでは投稿主のセラさんがドール服を作る様子や、これまでに作ったドール服が紹介されています。今回は数回の動画に分けて製作していた衣装を完成させ、梱包するまでの様子を公開しています。


 本日の作業はまずは裏地を作り、つけるところからスタート。ゴム製のドールは汚れやすいため、服の色にかかわらず裏地は白を使っているそうです。白い布に型紙を写したらアイロンをかけて切り出し、裏地を表布につけていきます。小さな服を縫う作業はどれも細かくて、とても大変そうです……!


 次々とパーツを縫い合わせてから袖をひっくり返すと、ワンピースの上となるパーツが完成しました。その後は布用の接着剤や水性ペンの跡を取り除くため、縫い終わった服を軽く洗剤に浸し、洗濯しておきます。


 お次はスカート作りに取り掛かることに。アイロンを使って布にプリーツをつけ、布にパターンや縫い代を描きこんでからカットしていきます。あまりにも細かい作業すぎて、場所を間違えずにカットするだけでも大変そうです……!


 カット後はアイロンをかけながら折り目を付けていき、きれいな折り目が付いたらミシンが登場。縫う場所がとても細かいうえに多く、見ているだけで気が遠くなりそうな作業の末、美しいプリーツが入ったスカート用の布が完成しました。


 翌日、この日の作業はレースの染色から始めるようです。紅茶をティーパックに入れて抽出し、満足いく色合いになるまでレースを漬け込みます。その後はスカートの内側のパーツとなるメッシュ生地を切り出してプリーツを入れ、ウエストベルトを取り付けます。裾に縫い付けるレースはプリーツに合うように細かく折り畳んでから、スカートの裾に縫い付けました。


 そしていよいよ最終工程に入ります。スカートにワンピースの上のパーツを縫い付け、細いリボンに小さなバックルを取り付けたウエストベルトを取り付けます。


 お次は衣装に取り付けるリボン作りです。リボンはヴィンテージ感を出すために少しラフに結び、アイロンのスチームで形を固定、手縫いで衣装に取り付けます。さらにスカートの端には、オリジナルデザインのタグを取り付けていきます。


 最後に手縫いで仕上げを行います。裏地を折って糸が見えないように外側から縫い、背中の部分には糸のループと、糸のループに引っかけられるようにビーズを縫い付けて……ついにドール用のワンピースが完成しました。


 全ての工程が終了したところで、梱包作業に入ることに。セラさんにとって全ての作業が終わり、梱包箱を折りたたむ瞬間は費やした時間と労力を振り返る時間であり、また全ての労力と心を送り出す準備の時間でもある、特別な瞬間なのだといいます。


 梱包箱の背景には衣装に似合う布を選んで貼りつけ、ドール服用のハンガーに衣装をかけてビニール袋へ。リボンと小さなタグで衣装を箱に固定します。さらに外箱には衣装にぴったりの緑色のリボンを結び、ロゴシールを貼りつけて……これで本当に、全ての工程が完了しました。


 衣装の細部までこだわりが詰まっているのはもちろんのこと、梱包にもこだわりが詰まっているセラさんのドール服。お迎えした人に小さな幸せをもたらしてくれそうなドール服の詳しい製作過程は動画でチェックできます。


 動画には「とてもかわいいワンピースですね」「すごいという言葉しか出ません」「最後の梱包まで丁寧ですね」といった、たくさんのコメントが寄せられています。


 セラさんはドール服を作る工程や作った服を着せたドールの写真を、YouTubeチャンネル「セラの秘密のクローゼット」とInstagramで公開しています。


画像提供:YouTubeチャンネル「セラの秘密のクローゼット」



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