彼からもらったプレゼント、開けて1秒で二股発覚「もはや情けないですよ」/恋愛人気記事BEST

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2024年12月10日 16:00  女子SPA!

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 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2022年12月25日 記事は取材時の状況)

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  恋人たちの冬の一大イベントといえばクリスマスを思い浮かべる人も多いでしょう。今回は、よりにもよってクリスマスに二股が発覚したエピソードを紹介します。

◆大学時代の先輩と偶然再会

 今回お話を聞いたのは、都内のアパレル店舗で働く美玲さん(仮名・24歳)。最近、美玲さんが勤務するお店に、大学時代に所属していたトレッキングサークルで一緒だったSさんが一人で来店し、美玲さんが声がけして久々の再会となりました。

「その日は木曜日で、暇だったんです。だから、少しでも売り上げに貢献しなければと思い、来店した男性に接客すると、それがS先輩でほんとびっくりしました。なんかIT関連企業に勤めているらしく、学生の時よりも大人っぽくなっていてイケメン度も上がってました」

 そんな憧れのSさんも久々の再会が嬉しそうで、お会計時に美玲さんを食事に誘います。美玲さんも同じ気持ちだったので二つ返事でオッケーし、二人は近くのイタリアンで楽しい夜を過ごすことになりました。

「めちゃくちゃ盛り上がりました! そしたらS先輩『よかったら12月25日のクリスマスにディズニーシーへ行こう!』と提案してきたので、彼氏もいない私は二つ返事でOKしたんです。でも、家に帰ってから『なんで25日?』と思ったんですが、ま、『仕事忙しいんだ』程度に思っていました」

◆店に来た女性客にピンとくるも…

 久々の再会から数日後、お店に一人の女性が来店します。美玲さんは接客をするために女性に近寄ると、先日S先輩が購入したシャツのレディースを品定めしていました。

「なんかとっても清楚で、私より少し年上な感じの女性が来店したんです。でも、なんとなく嫌な予感がして…私って想像力豊かすぎるんでしょうか? S先輩と同じシャツを選んでいるのを見て、もしかして彼女!? と、余計なこと考えたんです」

 しかし、美玲さんの想像は的中していました。お会計の際、その女性がスマホ決済で画面をこちらに向けた時に、通知バーに表示されたLINEアイコンがS先輩のアイコンとそっくりで、おまけに、S先輩も付けていた犬のキーホルダーが、その女性のバッグにもついていたそうです。

「一瞬その光景を見た時、とても動揺したんですが『偶然だ』と自分に言い聞かせて、その後の仕事をなんとかこなしたことを覚えています」

◆プレゼントを開けて、やっぱり予感的中

 美玲さんは、最近起こった気になることを全部心の中にしまい込み、予定通り12月25日をディズニーシーで迎えることができました。いつもより少し念入りのメイクに、この日のために買ったダウンコートに身を包みS先輩と過ごす楽しいひとときが始まります。

「全く期待していなかったんですが、シンデレラ城の前でいきなりS先輩からクリスマスプレゼントを渡されたんです。驚きと嬉しさのあまり、少し泣きそうになりました。小さな包みに入ったリップのプレゼントでした」

 その後もまるでカップルのように腕組みをしながら残りの時間を楽しんだ二人は、東京駅で解散し、美玲さんは地下鉄に乗って帰路につきました。

「私、待ちきれなくて帰りの地下鉄の中でプレゼントの箱を開けたんです。そこにはゴールドのパッケージがあり、リップには『M.TANAKA』という名入れが…それを見た瞬間全てがつながってしまいました」

 S先輩からもらったリップは、ハイブランドのクリスマス限定名入れサービス仕様でした。実はそこにあった名前は、先日店で接客したS先輩と同じデザインのシャツを購入した女性が、メンバーズカード発行の際に記載した内容と一致していたそうです。不運にも美玲さんの予感は的中していました。

◆リップの写真をLINEで送信、先輩の反応は?

「たぶん、2人同じクリスマスプレゼントを買って名入れした後に、渡す品を間違えたんでしょうね。プレゼントを開けて1秒で二股発覚って、ツメが甘いと言うか情けないというか…でも初期の段階で発覚してよかったと思っています」

 そう振り返る美玲さん。ただ、やっぱり腹が立ったので、そのリップを撮影しS先輩にLINEで送ったそうです。しばらくして、「店員さんが間違えたのかも」というすっとぼけた返信が来たそうです。

 あまりのバカバカしさに、美玲さんは「ご心配なく。ちゃんとご本人にお渡ししておきます」と返信。その後にS先輩をブロックしました。

「いや、少しだけ脅かそうと思って。そんなの本人には渡しませんよ! 面倒だし。それよりもいい勉強になりました。浮かれちゃってましたよね、私…今頃彼女と大げんかしてるんじゃないかな。恋愛は石橋をたたきながらぼちぼちやります。二股されないように!」

<文/浅川玲奈>

【浅川玲奈】
平安京で生まれ江戸で育ったアラサー文学少女、と自分で言ってしまう婚活マニア。最近の日課は近所の雑貨店で買ってきたサボテンの観察。シアワセになりたいがクチぐせ。

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