この年末年始はカレンダーがなかなか休暇向きの並び。海外旅行を計画している人も多いようだ。「海外旅行と体調管理に関する意識調査」(第一三共ヘルスケア・東京)によると、韓国、台湾、ハワイなどが人気の旅先。長い休暇では体調管理にも気を遣うが、常備薬の持ち方など参考になる情報を仕入れて、快適な旅を。
全国の20〜60代の400人を対象に9月30日〜10月2日に調査。過去10年以内の海外旅行経験者のうち、この年末年始に海外旅行に行く予定がある人は半数以上(52.7%)にのぼる。海外旅行中のトラブルは、「言語の壁(コミュニケーションが取れない)」(35.0%)に次いで「腹痛・頭痛・下痢など軽度な体調不良」(33.0%)が上位。海外旅行中に体調不良になったりケガをした経験がある人は62.5%だ。「下痢・食あたり」(26.8%)や「腹痛」(26.0%)、「頭痛」「発熱」(16.3%)などが多い。
健康や衛生管理に関する携行品としては、除菌シート・スプレーや解熱鎮痛薬を準備して持っていく人が多い。調査では海外旅行時の正しい薬の持ち込み方についても聞いたが、平均正答率は53%だったという。内科医の丹羽崇氏は、「市販薬は箱ごと持っていくことをおすすめします。ケースに入れ替えての持参や箱から出しての持ち運びは、薬の名前や正しい使用方法がわからなくなってしまう場合があるためです。海外では、粉薬は違法薬物の疑いを掛けられるため、粉薬も極力避けた方がいいでしょう。中には、持ち込み可能な薬の数に上限を設けている国もありますのでご注意ください。薬は預け手荷物に入れても、手荷物として機内に持ち込んでも構いません」とアドバイスしている。
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