2024スーパーフォーミュラ公式テスト/ルーキーテスト 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING) 12月11日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されている全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式テスト/ルーキーテストは14時から午後のセッション2が行われ、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)がトップタイムを記録している。
午前セッション1終了後、お昼休憩とピットウォークを挟んで14時から走行が開始されたセッション2。気温は14度まで上がり、午前セッション1と比べると5度ほど高くなったが、風が出てきたため、やや肌寒さを感じるコンディションに。
今回も走行時間が2時間確保されているということで、セッション2のスタートで全車がコースインすることはなく、およそ半数ほどのマシンがピットを後にしていく状況で始まった。
序盤で好調さ見せたのは、今季自身がドライブした5号車と、来年1月にアメリカで行われるデイトナ24時間レースへの参戦発表会で初日欠場となった太田格之進の6号車をドライブした牧野任祐。午前セッション1もトップで終えていたが、午後も5号車で1分37秒696、6号車で1分37秒676を記録して“牧野ワン・ツー”でセッションが進んでいった。
セッション途中では、2年ぶりのスーパーフォーミュラドライブとなるサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)がフロントウイングを失いピットに戻る場面こそあったが、それ以外で大きなアクシデントは起こらず。
残り30分を切って日が傾き始めるなか、各車は最後の走行に向けてペースを上げていく。まずは今回好調の三宅淳詞(ThreeBond Racing)が1分37秒211で牧野のトップタイムを更新して首位に、その直後には福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が1分37秒027、大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が1分37秒006のトップタイムを記録する。
残り10分になると、それまで走行していたマシンが最後のアタックシミュレーションを行うために全車ピットイン。サーキットは異様な静けさに包まれる。そして残り5分、続々とマシンがピットを離れコースイン、タイヤを温めるウォームアップを行った後、アタックに入っていく。
まずタイムを更新したのは大湯で、1分36秒956で自身のトップタイムを上回ってくる。続いてセッション2では15号車を駆った野尻智紀(TEAM MUGEN)が1分36秒705でタイムボードの先頭に立つ。しかし最終盤で1分36秒337のトップタイムを記録したのは佐藤だった。
その後も福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が1分36秒701を記録するも2番手。牧野が最速の座を取り戻すべくアタックを行うも、1分36秒417で福住を上回るが佐藤に0.080秒届かず2番手となり、佐藤が全体トップタイムで初日を終える結果になった。
鈴鹿サーキットで行われている2024スーパーフォーミュラ公式テスト/ルーキーテストは、翌12日(木)も午前と午後の2セッションが行われる予定になっている。