「命が助かるのは五分五分」と言われたガリガリの元保護猫…家族を癒やし続けて14年、高齢猫となった今も変わらぬ優しさ

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2024年12月11日 16:50  まいどなニュース

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保護当初、痩せ細っていたぎんくん(画像提供:ぎんちゃんのママさん)

元保護猫の男の子「ぎん」くんが、X(旧Twitter)ユーザー・ぎんちゃんのママさん(@gintyannomama)のおうちの庭に現れたのは、2010年8月のことでした。

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「庭にガリガリに痩せた猫が現れました。『ニャア』と声をかけると、『ニャオン』と返事をしてくれたのです。人間に慣れている様子だったので、もともと飼い猫だったのではないかと思いました」

飼い主さんは、保健所などに連絡をして飼い主を探しましたが、見つけることはできませんでした。ボロボロの状態だったぎんくんを放っておけず、飼い主さんは保護を決断。

こうして、ぎんくんは新しい家族として迎え入れられました。

命の危機を乗り越えたぎんくん

保護されたぎんくんは、元気に見えましたが、ある日突然、嘔吐し動けなくなってしまいました。すぐに動物病院へ連れて行くと、足の爪が折れて腐っていること、さらに腎臓の状態も良くないことがわかったのです。

「主治医からは『命が助かる見込みは五分五分』と言われましたが、それでも何とか一命を取り留めました。そのときは本当にホッとしたのを覚えています。同時に、治療費の負担が大きく、動物を迎えることには責任が伴うのだと強く感じました」

入院中、ぎんくんは懸命に治療に耐えたといいます。その後、少しずつ体調は回復していきました。

ぎんくんは家族の癒やしに

飼い主さんには、忘れられない思い出があります。

「子どもが体調を崩して寝込んでいるとき、ぎんくんが枕元に虫を持ってきて、励まそうとしてくれたのです。急いで虫を捨てると、再び別の虫を持ってきてくれました(笑)」

ぎんくんの愛らしい行動に、家族は何度も癒やされました。

また、ぎんくんは新たにお迎えした子猫にも優しく接し、飼い主の膝の上を譲ることも。飼い主さんは、その優しさに感謝しているといいます。

「主治医からも、ぎんくんは穏やかな性格だと言われています。自分が膝上に乗ってくつろいでいても、ほかの猫に譲ってあげるほど優しい子です」

高齢となったぎんくんへの変わらぬ愛

ぎんくんは推定で19〜21歳という高齢猫となり、2023年6月には突然倒れて寝たきりの状態になってしまいました。

「ぎんくんは、後ろ足が弱くなってしまったのです。それでも一生懸命立ち上がろうとする姿を見ると胸が熱くなりました。私にとって、ぎんくんは初めて生活をともにする猫であり、特別な存在です」

今、飼い主さんは、ぎんくんとの時間を大切に、日々を過ごしています。

「あとどれくらい一緒に過ごせるのかを考えると胸が苦しくなります。ぎんくんが安心して過ごせるように、最後までずっと一緒にいたいです」

これからも、ぎんくんと飼い主さんは、穏やかで幸せな時間を共有しながら、深い絆を育んでいくことでしょう。その姿は、多くの人にあたたかな気持ちを届けてくれるに違いありません。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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  • 発想が長生き至上主義に洗脳されてるんやってw そんなんじゃ家畜の殺処分とかふみきれない。”限界まで長生きさせないと”とか1ミリも思わない。
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