ベランダで長ネギがぐんぐん成長「ついに7段目」 カップ麺の容器を使った「トーテムポール栽培」とは?

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2024年12月12日 11:30  まいどなニュース

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立派な長ネギが育っていますよ(提供:ぽたろうの家庭菜園HACKさん)※一部トリミング

 にんじんや大根など、土の中で育つ野菜のベランダ栽培は、深いプランターが必要になって難しいですが、斬新な方法で問題をクリアした人の投稿が話題になっています。

【写真】長ネギの「トーテムポール栽培」(笑)

「成長した分、上から容器を重ねて長ねぎの白い部分を作っていくトーテムポール栽培が……
 
ついに世界記録の7段目に突入‼︎(競技人口1名)
 
もはや最近は容器欲しさにカップヌードルを買ってる節がある」

 こんな投稿をしたのは、「ぽたろうの家庭菜園HACK」(@HACK1136)さんです。画像には、さまざまな味のカップラーメンの容器が3列、各7個が積まれています。一番上の容器からは、太くてみずみずしい長ネギ(白ネギ)の緑の部分が見えていて、立派な長ネギが育っていそうです。

 この方法なら、深いプランターも大量の土も必要なく、ベランダでも長ネギ育成が可能なことに驚きと、なんだか見た目が楽しいと1.4万の「いいね」がつきました。

「いつも面白いこと思い付きますねw」
「もう美味そう」
「超長いネギが収穫できそうですね。全長がどれくらいになるのか、楽しみです」
「ネギ農家ですがこれは天才的発想です…無限軟白簡易法」

 投稿にはこんなコメントが寄せられています。ネギの成長に合わせてカップヌードルを購入していると笑う、家庭菜園野菜10年選手のぽたろうさんにお話を聞きました。

──以前は、ビニールの傘袋を使ってにんじんや長ネギを栽培されていました。カップヌードルの容器もおもしろい発想ですね。

 私のアカウント自体がベランダ菜園家人口を増やしたいという思いからスタートしました。そのため傘袋を自宅に置いている方は日本中探してもそういないと思い、もっと身近なもので長ネギを栽培できないかと考えた結果「カップヌードルを積み重ねればいいじゃん?」というわりとふざけた結論に至りました。

──ベランダ菜園は以前からされていたのですか?

 元々はプランターで色々な野菜を育ててきました。が、ゴボウや長ネギ、山芋、金時人参など、長さ的に手持ちのプランターでは栽培が難しい野菜が多いことに気付き、自作の鉢を作るようになりました。

──この度、カップヌードル7段目に突入しましたが、まだ高くする予定なのでしょうか。

 大晦日の年越しそばの具材として使いたいので、今回積み上げた7段での収穫を予定しています。もしかしたら使わなかった2株はそのまま残して8段・9段と世界記録?にチャレンジするかもしれません。

──記録更新に期待が集まりますね! 容器は洗って底を切り取って使われているのですか?

 資源ゴミとして捨てる際と同様に食器用洗剤で洗ってから使います。味によっては汚れ、というか色が落ちないものもありますが、土で埋まるので問題ないです。

──7月のスタート時には細い緑のネギが見えていますが、最初は苗からスタートされたのですか?

 百均の2袋100円で売られている種からスタートしました。

──タネから?!すごいです。やってみたい方にアドバイスはありますか?

 水やりの際、根がある容器のふちから水差しで与えればいいので、通常の鉢より水の量も少なくかなりラクだと感じます。また風で煽られた際に倒れないよう容器と容器の間に割り箸を差し込んでいます。これだけでかなり安定感が増します。あと過去に食したカップヌードルのログが目で見て分かるので、自分の嗜好がバレます(笑)。

──なるほど!(笑)。上からではなく、根がある下の3段くらいに容器の隙間から水やりすればいいのですね。ぽたろうさんにとって家庭菜園の魅力とは?

 こんなことを言うとあれですが私は収穫にはあまり興味がなく、植物が伸び伸びと育っている姿にこそ家庭菜園の醍醐味がある気がします。というのも普段見かける野菜は成長の結果であり、その過程を見られる機会は育ててみないことには得られないからです。何より植物がすくすくと育つ姿に元気をもらえる気がします。

■ぽたろうさん情報
傘袋やカップヌードル容器だけでなく、エコバッグを物干しにひっかけたり、フリーザーバッグを利用したりと、さまざまなアイデアで気軽に野菜を育てる方法を発信しています。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)

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