今年8月、群馬県みなかみ町の住宅で92歳の男性が殺害され、55歳の娘が重傷を負った事件で、警察はきょう、息子の木榑孝一容疑者(51)を容疑者死亡のまま書類送検しました。
この事件は、今年8月、みなかみ町大沼の住宅で、この家に住む木榑正さん(92)と55歳の娘が血を流して倒れているのが見つかったものです。
警察は息子の木榑孝一容疑者(51)を殺人未遂の疑いで指名手配していましたが、事件発覚の3日後、現場の住宅から南におよそ15キロ離れた利根川の綾戸ダムで孝一容疑者の遺体が見つかっていました。
警察はきょう、孝一容疑者を殺人と殺人未遂の疑いで書類送検しました。
警察によりますと、孝一容疑者は8月6日の午後6時半すぎから翌日7日の午前4時ごろの間に、正さんを包丁で何度も突き刺すなどして殺害するとともに、姉の頭をハンマーで複数回殴って殺害しようとした疑いがもたれています。
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警察によりますと、「人を殺した」という通報に使われた孝一容疑者名義の携帯が遺体の見つかったダムの上流付近で発見されていて、自殺した可能性があるということです。