会社に勤めていると、相性が悪い上司にあたるケースも出てきますよね。部下から「この上司とは合わない」と思われる人にはどのような特徴があるのでしょうか。株式会社エミリス(大阪府東大阪市)が実施した調査によると、「話を聞いてくれない」が1位となりました。また、上司と合わないと感じたときの対処法は「上司を避ける」が最も多くなったそうです。
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調査は、全国の10〜50代以上の男女500人を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。
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その結果、「上司と合わないと感じた瞬間」は、1位「話を聞いてくれない」(25.6%)、2位「感情的になる」(23.0%)、3位「指示に納得できない」(16.2%)、4位「価値観が合わない」(11.2%)という結果になり、人間性の部分で合わないと感じる人が多数。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
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【1位:話を聞いてくれない】
▽意見を頭ごなしに否定される(50代以上男性)
▽業務の改善を提案したら、嫌な顔をされて無視されたとき(30代男性)
▽自分が一番正しいと思い、私の話をまったく聞いてくれないとき。「言うとおりにしなよ」と言われるとき(40代女性)
【2位:感情的になる】
▽気分の上がり下がりが激しい(30代女性)
▽個人的な気分や感情を、仕事の場で出す(50代以上女性)
▽自身の機嫌で仕事や部下に対しての対応が変わったり、語気が強くなっていたりする人(20代男性)
【3位:指示に納得できない】
▽指示の仕方が要領を得ないとき(10代男性)
▽細かい指示を小出しにされるとき(30代男性)
▽状況をよく考えずに、一方的な指示を出されたとき(40代女性)
【4位:価値観が合わない】
▽「昔は◯◯」と、今との違いを出してくる人(20代女性)
▽仕事に対する価値観が違いすぎる(30代男性)
▽女性蔑視な価値観を仕事に持ち込む(50代以上女性)
また、「上司と合わないことによる困りごと」については、「仕事が進まない」(29.8%)、「ストレスが溜まる」(28.6%)、「体調不良につながる」(11.2%)といった意見が上位に並びました。
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そこで、「上司と合わないと感じたときの対処法」を聞いたところ、1位「上司を避ける」(23.6%)、2位「周囲に相談する」(20.0%)、3位「考えすぎない」(15.6%)、同率4位「上司に意見する」「上司に合わせる」(いずれも7.4%)という結果になり、以下のようなコメントが寄せられました。
【1位:上司を避ける】
▽なるべく話さないようにする。距離を取る(30代女性)
▽会話しない。相談は紙の決裁で回す(40代男性)
▽うかつに雑談に参加しない、上司の在宅勤務時に出勤するなど(20代男性)
【2位:周囲に相談する】
▽同期と話をする。自分と同じ考え方の人を探す(20代女性)
▽他の上司に相談する(30代女性)
▽周りの同僚に相談する(40代男性)
【3位:考えすぎない】
▽「会社の敷地を出れば赤の他人でしかない」と思う(30代男性)
▽適当に受け流して、自分の仕事に集中する(50代以上女性)
▽完全に無視。右から左に流すようにしたらまったく気にならなくなった(20代女性)
【4位:上司に意見する】
▽遠回しに意見を伝え、誘導する(20代女性)
▽「自分自身の解決法でやります」とごり押しする(40代男性)
▽一度は上司に腹を割って話してみる。話しても上司が変わらない場合は「上司が子どもなので、自分が大人になって合わせてあげよう」と自分に言い聞かせる(30代女性)
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【同率4位:上司に合わせる】
▽心の中で「可哀想な人なんだな」と憐れんで、言う通りにする(20代女性)
▽「上司の意向通りに動く限り、自分に責任はない」と割り切り、程良くイエスマンになる(30代男性)
▽自分の仕事以外は上司の指示に従い、意見を言わない。どうせ数年経てば異動なので、しばらく辛抱(50代以上女性)
なお、上司と合わないことが理由で「転職」を考えたことがある人は全体の81.8%に及び、上司との相性が、退職や転職の原因になる可能性もあることがうかがえました。
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【出典】
▽株式会社エミリス/上司と合わないと感じる瞬間&対処法ランキング!500人にアンケート調査