ウザい…面接官が「転職回数が多い」と叱責　 「なぜ書類選考で通過したのか」怒る男性

最大9連休だった年末年始が明け、例年よりも退職代行サービスへの依頼が増えているというニュースが流れた。皆さんの中にも新年早々、退職した人もしくは転職活動を開始した人はいるだろうか。なかには採用面接で嫌な思いをさせられることもあるようだが、めげずに理想の転職先を見つけてもらいたい。

埼玉県の40代男性（事務・管理／年収800万円）は、

「面接時に転職回数が多いと叱責されました。なぜ書類選考で通過したのか疑問に感じました」

と過去の転職活動を振り返った。応募者も暇ではない。書類選考で落としてもらいたいものだ。（文：天音琴葉）

「自分のキャリアを考えてこなかったのですね」専業主婦を一蹴

一方で東京都の50代女性（事務・管理／年収450万円）は、かつて育児のために専業主婦をしていた。少しずつパートを始めた頃に受けた面接を回顧した。

「もっと働きたい」とある学校の事務職に応募した際、経歴を見た面接官に「自分のキャリアを考えてこなかったのですね」と言われたそう。専業主婦の経験は、直接的には事務職の役に立たないかもしれない。だが、この言い方では角が立つだけだ。

「自分のことを考える余裕はなく、第一に夫や子供のこと。家庭が回る方法を優先してきた。働きたくなかったわけではないが、大切にしたいものがその時々にあった。人の人生をそんな一言で語ることに腹が立った」

と怒るのも無理もない。やはり面接官は余計なことを言うべきではなかった。その後、女性はキャリアコンサルタントの資格を取得。すると件の面接官の発言にますます疑問を持つようになっていった。

「キャリアコンサルタントの資格を取る際に、キャリアは人生経験そのものであることを知って、あの時の面接官に言いたい。キャリアとは仕事のことだけではないですよと」

出産や育児、介護などで、フルタイムで働けなくなるというのは誰にでも起こり得る。社会復帰しやすい職場環境をみんなで作っていく必要があるだろう。

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