パナソニック、テクニクスの完全ワイヤレスイヤホンで業界初「磁性流体ドライバー」採用!

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2025年01月10日 16:31  BCN+R

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「テクニクス」ブランドから業界初の磁性流体ドライバー採用完全ワイヤレスイヤホンを発売
 パナソニックは1月23日、「テクニクス」ブランドから業界初となる磁性流体ドライバーを採用した完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ100」を発売する。カラーはシルバー、ブラックの2色。価格はオープンで、想定市場価格は3万9600円前後。

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EAH-AZ100

●一音、一音の信号を正確に再現

 「EAH-AZ100」は、磁性流体ドライバーを搭載することで、ボイスコイル部に磁性流体を充填して振動板を磁力で制御するため、低歪でより原音に近い音楽再生を可能にしている。

 また、新搭載となる「極薄エッジ」との組み合わせによって、最低域まで伸びる豊かな低音や臨場感を実現した。

EAH-AZ100のイメージ画像

 磁性流体とは文字通り、磁石に吸い寄せられる流体素材のこと。インサイドホン「EAH-TZ700」では既に採用している磁性流体技術を、ワイヤレスイヤホンの「磁性流体ドライバー」として業界で初めて採用した。

一般的なドライバーと磁性流体ドライバーの比較

磁性流体ドライバーの構造

 一般的なドライバーはエッジと磁石、振動板を1点で支えており、振動板の上下の動きにばらつきが生じる。一方の磁性流体ドライバーは、磁石と振動板の間に磁性流体を充填することで、エッジと磁性流体の2点で支えられるため、振動板の上下の動きを正確に制御できる。つまり、送られてきた一音、一音の信号を、より正確に再現できるわけだ。

磁性流体のデモ

磁石に反応する磁性流体

 磁性流体をワイヤレスイヤホンで採用するにあたっては、インサイドホンのドライバーをそのまま載せればいいというものではなく、小型化を極めつつ、高音質とのバランスをとることが難しかったという。

●好評の「コンチャフィット」形状は「装着性向上&小型化」を実現!

 ただし、装着時に本体と耳の間にスキマなどができると、せっかくクリアに再現した磁性流体ドライバーの音が台無しになってしまう。そこで、小型化の実現にあわせて新「コンチャフィット」形状を採用。長時間でも快適に装着できるようにした。

新「コンチャフィット」形状

 イヤホン本体には、剛性に優れたアルミニウム振動板を採用。中〜高音域で解像度の高い伸びやかな音を楽しめる。

 他にも、耳孔の形状や周囲環境に合わせてノイズを除外する業界最高クラスのアクティブノイズキャンセリングや、業界初となる受話時にAIで通話先のノイズも除去する新開発の「Voice Focus AI」を搭載した。

 新たに空間オーディオに対応するとともに、Dolby Atmosに最適化することで、音楽・映像コンテンツを立体的に楽しめるようになるなど、趣味やビジネスシーンで快適な使用をサポートする基本性能も充実している。

 対応BluetoothプロファイルはA2DP、AVRCP、HSP、HFP、TMAP、PBP、対応コーデックはLDAC、SBC、AAC、LC3。

 イヤホン本体のみでのアクティブノイズキャンセリングオン時の連続再生時間は、AAC時が約10時間、SBC時が約8時間、LDAC時が約7時間、LC3時が約5時間。

 付属の充電ケースと組み合わせた際の、アクティブノイズキャンセリングオン時の連続再生時間は、AAC時が約28時間、SBC時が約24時間、LDAC時が約18時間、LC3時が約15時間。

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