8人組の声優アーティストユニット・DIALOGUE+(ダイアローグ)のメンバー・宮原颯希が、今後は大幅に活動制限することを発表した。同ユニットの公式サイトにて発表された。
【写真】活動制限…就職も考えているメンバーの宮原颯希 サイトでは運営側から「宮原颯希の今後の活動に関しまして」と題して、まずは突然の発表となってしまい申し訳ございません。メンバーの宮原颯希につきましては、今後大幅な活動制限をかけた状態での在籍となります。以下に記載いたします、宮原颯希本人および総合プロデューサーの田淵智也からの発表を併せてご確認ください」と説明。
「活動制限中の活動内容に関しまして、ファンの皆様にご理解いただきやすいよう、下記にて現状想定しておりますDIALOGUE+の主な活動における「参加するもの・しないもの」を記載いたします。なおこのページにて記載する内容は2025年4月から2026年3月までの期間が対象となります。以降の方針に関しましては、再度発表いたします」
「<参加するもの>に記載されている内容に関しましては”現状の理想”であり、実際に運用してみないことには是非や可否が正確には予測できない部分もございます。宮原颯希の大学カリキュラムの都合上、長期間全く稼働ができない時期も存在しますので、対象期間中に参加できないものが発生した場合は情報解禁のタイミングで告知いたします」。
「また、2025年1月11日正午時点で発表されていない、今後の<参加しないもの>に記載されている内容に関しましては、宮原颯希は参加しない前提での告知とさせていただきます。上記と同様に、イレギュラー的に参加が可能なものが発生した場合は、その旨を情報解禁のタイミングで告知いたします。以上の理由もありまして、必ずしもすべてが下記にあてはまるわけではないという点のみご了承いただければと思います。また記載されていない活動や、商品・特典などに関しては<参加・不参加>を都度、解禁時に告知いたします。皆様には、ご迷惑、ご心配をおかけしますが、引き続きDIALOGUE+の応援を、何卒よろしくお願い申し上げます」と伝えた。
そして、宮原よりコメントも掲載され、「ログっ子の皆さん、こんにちは!宮原颯希です。いつもDIALOGUE+の活動を楽しんでくださりありがとうございます。突然のお知らせとなってしまい恐縮ですが、私は今年4月以降、DIALOGUE+の活動を大幅に制限することにしました」と説明。
「ここまで私なりに学業とDIALOGUE+、どちらも本気で取り組んできました。2年後期、去年の9月からは学内実習も増え、レッスンに参加できない期間も長くありましたが、運営スタッフやメンバーに支えられて何とか頑張れました。2年間大学生活と両立して活動を続けてこられたのは、DIALOGUE+運営やメンバー、そしてログっ子の皆さんの理解があったからです。本当に感謝しています、ありがとうございます」。
「DIALOGUE+の活動は楽しいです。5年以上ずっと続けていることなので、勉強することよりも慣れています。圧倒的にやりやすくて、楽しくて、頑張れば確実にリターンもあって、やりがいがあります。引き受けたら完遂しなければいけない責任もあります。ですがそれによって、ときどき学業よりもDIALOGUE+を優先してしまっている自分がいることに気づきました。資格取得後は実際に現場に出て働いてみたいという気持ちも強く、このまま続けていては私のもう1つの夢の実現が遠のくかもしれないと思ったため、今回DIALOGUE+運営と話し合い、活動制限を決めました」と経緯を伝えた。
「今すぐの脱退ではない理由については、すべての活動に参加をしていなくとも「少しでも長く在籍する」ということを望んでくれるファンがいるのではと考えたからです。今後私がDIALOGUE+に関わる時間はとても少なくなってしまいますが、限られた時間の中で皆さんに楽しんでもらえるように、できる限りのことはしたいと思います」。
「このお知らせをもっと早く出してほしかったという声もあると思います。遅くなってしまい申し訳ありません。私もはじめは昨年のうちに皆さんに知らせたかったのですが、「チームみんなで作ってきたDIALOGUE+3の完成である『12月29日のライブ』まではストーリーを崩したくない」という田淵さんの希望をきき私もその意見に同意したため、このタイミングとなりました」。
「DIALOGUE+の活動はまだまだ続きます。私が皆さんの前に出る機会はほとんど無くなってしまいますが、是非これからも、LIVEやイベントでDIALOGUE+に会いにきてください。引き続き、DIALOGUE+をよろしくお願いいたします」と呼びかけた。
また、総合プロデューサーの田淵は「宮原颯希は2025年3月30日のライブをもって活動を大幅に制限することになりました。ライブには基本出演せず、参加可能な最低限の活動(レコーディングやジャケット撮影など)はいたします。詳しくは公式からの発表をご確認いただけると幸いです」。
「2025年度の大学3年次から平日稼働がほぼ出来ないのでダンス練習への参加が難しいのが主な理由で、「より学業に専念したい」という本人の意思もありこのような形になりました。2年後である2027年3月に大学卒業予定ですが、本人曰く「9割就職する」そうで、つまり活動度合いが増える形で戻ってくる可能性も薄いと思います。となると”脱退”という言葉も当然よぎりますが、チーム全体の協議の末、現時点ではあくまで「活動制限」という形を取ることにしました」と伝えた。
「“8人でいるDIALOGUE+”という形は少なからず残りますが、宮原はこのような変則的な在籍形態となります。宮原も自分の出来うる限りの形でDIALOGUE+の活動を続け、私たち運営は夢への道を第一にサポートしていきます」。
「ライブ活動は今後基本7人体制になります。やることは引き続き良い音楽を届けるべく心を尽くすのみで、より良いものを目指し作り続ける所存です」。
「宮原のパフォーマンスの才能、とっても好きなのでまだ見続けたかったという思いはあります。しかし彼女の生きたい人生を尊重し、今回の決意に至りました。3年前に「大学受験を期に脱退したい」と宮原から相談を受けてから議論協議を繰り返して来ました。理系大学の忙しさは噂に聞いていた通りのハードさでしたが、大学入学後も私が課す両立への活動にもよくがんばってついて来てくれたと思います」。
「彼女の人生の目的地は当初から聞いていましたが、”8人での音楽活動”を可能な限り両立し続けるという未来も、正直私は最後まで諦めていませんでした。この結論に至るまで、タイムリミットぎりぎりまで出せるアイデアは全て出しましたし、話せることも全て話したので、納得して彼女の描く夢を応援します」と伝えた。
「8人で音楽をやり続ける、というストーリーは今年度で一区切りつきますが、DIALOGUE+は続きます。私は「歌と踊りを真剣にやるユニット」をプロデュースしています。それは私がこの立場でいる上で重要なことで、それがメンバーの幸せに繋がると信じているからです。声優音楽シーンにおいて意義のあるユニットだと思ってます。なのでできるだけ続いた方がいいと思います」。
「DIALOGUE+はこれからも最高の音楽を届け、皆様に感動と幸せを届けるユニットであり続けます。私は総合プロデューサーとして、心を尽くして彼女たちをサポートしていく所存です。メンバー・チーム一丸となってこれからも活動を続けますので、応援よろしくお願いします。そして宮原颯希ならびに他の7人のメンバーの人生が幸せなものでありますように」とつづった。
DIALOGUE+は、2019年6月に新人声優8人で結成された内山悠里菜、稗田寧々、守屋亨香、緒方佑奈、鷹村彩花、宮原颯希、飯塚麻結、村上まなつによるユニット。楽曲はテレビアニメ『弱キャラ友崎くん』OPテーマ、『お願い!ランキング』9月EDテーマ、テレビアニメ『恋は世界征服のあとで』EDテーマなど、数々の番組主題歌となっている。