2025年2月・3月のスキー場の降雪量は、平年並みか少なくなる傾向でしょう。
●2月以降は寒気の流れ込みが弱くなる傾向に
この冬は、ラニーニャ現象に近い状態が続きますが、次第に弱まっていく見込みです。12月は西高東低の冬型の気圧配置が続きやすかったため、日本列島に寒気が流れ込みやすく、気温は北日本では平年よりも低くなり、東日本・西日本では平年並みになりました。また、北日本日本海側の降雪量は平年より多く、東日本日本海側では平年より少なくなりました。
2025年2月は寒気の流れ込みが平年並みとなり、気温は平年並みか高くなるところが多い見込みです。3月には、気温が平年よりも高くなり、春の訪れがいつもの年よりも早くなるでしょう。
●東北地方太平洋側や関東甲信地方で湿った雪が降りやすい
日本海側の降雪量は、2月・3月とも、北日本日本海側では平年並みか平年より少なくなると予想されます。一方で、冬季に晴天の多いエリアのスキー場では、2月以降は低気圧が太平洋沿岸を通過するような気圧配置になる日も出てくるため、東北地方太平洋側や関東甲信地方で湿った雪の降る日があるでしょう。
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●2月・3月のスキー場の雪の見通しは
<2月の雪の見通し>
北日本・東日本の日本海側のスキー場では、雪の降る日は続かないでしょう。気温も平年並みとなり、条件によっては湿った雪が主体となるでしょう。冬季晴れる日が多いスキー場では、太平洋沿岸を低気圧が通過するタイミングで、東北地方太平洋側や関東甲信地方で湿った雪の降る日があるでしょう。
<3月の雪の見通し>
北日本・東日本の日本海側のスキー場では、雪の降る日は少なくなる見込みです。気温も平年より高くなり、湿った雪が主体となるでしょう。雨となる日も考えられるため、ゲレンデコンディションには注意が必要です。冬季晴れる日が多いスキー場では、太平洋沿岸を低気圧が通過するタイミングで、湿った雪が降る可能性があります。
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