“断熱リフォーム支援制度”補助金の手厚さに玉川徹も驚き「補助金がこんなに出るとは知りませんでした」

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2025年01月29日 20:10  TOKYO FM +

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“断熱リフォーム支援制度”補助金の手厚さに玉川徹も驚き「補助金がこんなに出るとは知りませんでした」
テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」レギュラーコメンテーターの玉川徹と、フリーアナウンサーの原千晶がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「ラジオのタマカワ」。「テレビではまだ出せていない玉川徹の新たな一面を発信!!」をコンセプトに、ビジネス、キャリア、マネー、カルチャー、エンタメ、音楽など、さまざまなジャンルをテレビとは違った角度から玉川が深掘りしていきます。

今回放送の「ラジタマ ・企業レポート」のコーナーでは、注目の企業の取り組みについて玉川が現場でお話を伺います。今回は「住宅の断熱」に注目。株式会社LIXIL 執行役専務の吉田 聡さんが、断熱リフォーム補助金制度や断熱のメリットを解説しました。


(左から)パーソナリティの玉川徹、株式会社LIXIL 執行役専務の吉田 聡さん



◆日本の住宅の多くは断熱性が低い

断熱とは、住宅や建物のなかへの熱の伝わりを抑えることです。WHO(世界保健機関)が推奨する冬の室内温度は18度以上となっていますが、ある研究によると、その条件を満たしている県は北海道、神奈川、千葉、新潟しかありません。在宅中のリビングの室温では、北海道がもっとも暖かく、四国の香川県がもっとも寒いというデータもあります。

室温差が生まれる要因について、吉田さんは「壁、屋根、床の断熱材の厚みと種類、それと気密という部分で違いが生じてきます。あとは、窓、玄関といった熱の逃げやすいところにいかに断熱性能の高いものを使っているか、という点ですね」と説明します。

近年は断熱性が高い住居が増えていますが、一方で過去に建てられてきた住居の断熱性能をいかに上げていくかが課題となっています。日本にある住宅のうちおよそ9割は、現行の省エネ基準を満たしていないと言われています。

◆部屋ごとの温度差がヒートショックのリスクを高める

気温差の激しい時期の室温の差は身体に大きな影響を与えます。暖かい部屋と寒い部屋との温度差で血圧が乱高下し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす状態をヒートショックと言います。冬場に起きやすいと言われており、ヒートショックが原因で入浴中に溺れて死亡する数は、交通事故の約4倍とも言われています。

ヒートショック対策の基本は、リビングから廊下、脱衣所から浴室といった、部屋間での温度差を作らないことです。断熱性の低い住宅の場合、家全体を暖めるために多くのエネルギーが必要となります。住まいの断熱性が向上すると、部屋ごとの温度差が起こりにくく、家を温めるために必要なエネルギー量も抑えることができます。

スタジオの玉川はインタビューに触れ、「家を断熱したらエアコン1個でも、家中の壁に熱が伝播して家中が同じ温度になるんですよ(※)。家のどの場所でも20度ぐらいの温度っていうのは体にいいんですよね。家の断熱は健康面にとっても非常に重要なものだと思いますし、吉田さんとお話をしてさらに思いを強めました」と発言しました。
※ 1台のエアコンでの空調実施可否は、立地条件、間取り、設計内容にもよります。

◆断熱化をサポートする国の補助制度を活用しよう

新築以外の既存の住宅の場合、冬場は全体のエネルギーのおよそ6割が窓から出ていってしまいます。断熱化リフォームのコストについて伺うと、吉田さんは「窓の数にもよりますけど、全部やろうと思ったら300万円から400万円ぐらいかかるケースもあると思います。ご予算の都合もありますので、有効的に使うのであれば、まずは窓を性能の高いものしていただくだけでも効果としてはかなりあります」と説明します。

ここで注目したい費用面でのメリットがあります。国には「先進的窓リノベ事業」という補助制度があります。窓などの断熱改修工事に手厚い補助をおこなっており、2025年度は一棟で最大200万円が補助されます。また、地方自治体でも個別に別の補助が出ているところもあり、東京都の場合は高断熱窓の設置に対して、3分の1の助成(上限100万円)が受けられます(※)。「地方自治体によってだいぶ制度が違いますので、調べていただけるとお得にリノベできるかと思います」と吉田さん。
※各自治体によって条件があります。

断熱性リフォームで得られるものは健康的な暮らしの向上だけではありません。LIXILが近畿大学と調査したデータによると、断熱性が高い住居で暮らした場合、エネルギーコストに加えて医療費や薬代も軽減することが判明しています。

インタビューを振り返った玉川は、断熱の重要性を改めて実感したと語ります。「補助金がこんなに出るとは知りませんでした。仮に断熱リフォームに400万かかったとすると、そのうちの200万が国から出る。 東京都の場合はさらに140万円ぐらいの補助があるんですよ。100万円かからないでできるのはすごいです!」とコメントしました。補助金制度をチェックして、暮らしの断熱化を検討してみてはいかがでしょうか。
※東京都の高断熱窓への助成金は1住戸当たり100万円が上限となります。詳細は東京都の公式サイトをご確認ください。


詳しくは公式サイト「先進的窓リノベ2025事業について」をご確認ください。



YoutubeのTOKYO FM公式チャンネルでは、玉川と吉田さんの対談のフルバージョンが公開されています。動画では他にも、株式会社LIXILが運営する「住まいStudio」で断熱の重要性を玉川がリポートしています。ぜひご覧ください。



<番組概要>
番組名:ラジオのタマカワ
放送エリア:TOKYO FM
放送日時:毎週木曜 11:30〜13:00
パーソナリティ:玉川徹、原千晶
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/tamakawa/

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