立民、中旬に予算修正案提示=数千億円規模、受け入れ迫る―自民「必要なら応じる」

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2025年02月02日 13:01  時事通信社

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時事通信社

衆院予算委員会で答弁する石破茂首相(中央右)=1月31日、国会内
 与野党の衆院予算委員会メンバーは2日、NHKの討論番組にそろって出演し、2025年度予算案の審議に関して議論した。立憲民主党は数千億円規模で予算案の修正を目指すとして、今月中旬に「フルパッケージ」の具体案を示す方針を表明。自民党は内容次第で修正に応じる構えを示し、野党に年度内成立への協力を求めた。

 野党筆頭理事を務める立民の山井和則氏は修正案について、ガソリン税の引き下げ、学校給食無償化、介護職員の処遇改善などを盛り込むと説明。「財源も捻出していく」と明言した。

 タイミングについては「予算案を政府が修正するなら2月中旬に野党が案を出さないと間に合わない」と指摘。「(与党が受け入れるのが)ごく一部だったら賛成は難しい」とけん制した。

 与党筆頭理事の自民・井上信治氏は「必要な修正は対応していく」と強調。同時に国の財政は非常に厳しいとして、「(野党の要求は)歳出増につながる。安定した財源の確保も考えてもらいたい」と訴えた。

 日本維新の会の三木圭恵氏は高校授業料無償化を改めて要求。予算案への賛否については「今は与党と政策協議をしている」と述べるにとどめた。国民民主党の浅野哲氏は「賛成のために絶対に譲れないのは、『年収103万円の壁』の(同党が主張する)178万円までの引き上げとガソリン税の暫定税率廃止だ」と述べた。

 公明党の赤羽一嘉中央幹事会長は「財源の問題も含めて前向きに議論したい」と自民に歩調を合わせた。

 れいわ新選組の櫛渕万里共同代表、共産党の田村貴昭氏は消費税減税のための予算案組み替えを求めた。 

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  • 「財源も捻出していく」こども家庭庁と男女共同参画をやめれば問題ない。それどころか巨額の予算が湧いて出てくる。
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