ドラマ「ガンニバル」シーズン2の場面カットより。二宮正明原作によるドラマ「ガンニバル」シーズン2の新キャストとして恒松祐里が出演。併せて特別映像が公開された。
【大きな画像をもっと見る】3月19日にディズニープラスで独占配信がスタートする「ガンニバル」シーズン2。謎多き供花村(くげむら)に隠された真実が明らかになる完結編が展開される。
恒松が演じるのは、村を牛耳る後藤家の女当主・後藤銀の若き頃。銀はシーズン1にて、森で謎の歯型が付いた状態で遺体として発見され、物語が始まるきっかけとなった女性だ。度々登場する回想シーンでも強烈なインパクトを残し、倍賞美津子が演じたことでも話題となった。シーズン2では、銀がいかにして後藤家の当主になったのかという彼女の知られざる過去も描かれる。
公開された映像では、若き銀が怪しげな表情でこちらを見つめる姿や、「供花村のすべてをウチが奪う! 今度はウチが喰らい尽くす番じゃ!」と絶叫する場面、鎌を振り上げ襲いかかるシーンなどが映し出される。今回の発表に伴い、恒松と山本晃久プロデューサーからはコメントが到着した。
「ガンニバル」は、東京から山間の供花村へと赴任してきた警官の阿川大悟を主人公に描くサスペンス。シーズン2ではシーズン1に引き続き、大悟役を柳楽優弥、大悟の妻・阿川有希役を吉岡里帆、後藤家の次期当主・後藤恵介役を笠松将が務め、監督を片山慎三、脚本を大江崇允が担当する。
■ 恒松祐里(若き後藤銀役)コメント
元々ドラマを拝見していたので、あの血生臭い作品に参加出来ることに怖さもありながらも楽しみな気持ちで挑みました。
私が演じた銀の生涯はとても壮絶なもので、原作の漫画は直視できないくらい辛い描写が多々描かれています。誰も味方がいない状況で育ち、自分を犠牲にする事でしか生きていけなかった彼女を演じるのはとても辛かったです。何故いつの時代も搾取する側とされる側の人間が存在するのだろうと、日々悶々としながら復讐の気持ちを途切れさせないように撮影に臨んでいました。
「ガンニバル」は人間の狂気を存分に味わえる作品でありながら、それぞれのキャラクターの背景がきちんと描かれているという魅力もあります。銀に関しても、最初は村に復讐したいという気持ちだけだった彼女に、大切なものが出来てそれを守りたいという気持ちが生まれる。前半と後半で銀の動機に変化があるのでそこに注目して頂けたらと思います。変化を遂げた彼女の「お前が生きていける世界をわしが作ってやる」というセリフは非常に印象的で心に残っています。
■ 山本晃久プロデューサーコメント
後藤銀役は倍賞美津子さんが演じられている為、そもそも銀の若い頃は並大抵の方では務まらないと思っていました。
人心を掌握する底知れない目力と度量を持つ俳優をと話していた時、片山監督から恒松祐里さんの名前が挙がり、その瞬間に彼女しかないと思いました。彼女が演じた「後藤銀」が、後藤家に隠された過去の物語により一層深みと迫真性を持たせてくれたと感じています。
■ 「ガンニバル」シーズン2
2025年3月19日(水)よりディズニープラス「スター」で独占配信
□ スタッフ・キャスト
原作:「ガンニバル」二宮正明(日本文芸社刊)
監督:片山慎三、佐野隆英、大庭巧睦
脚本:大江崇允、廣原暁
プロデューサー:山本晃久、半田健
アソシエイトプロデューサー:山本礼二
出演:柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、高杉真宙、北香那、杉田雷麟、山下リオ、田中俊介、志水心音、吉原光夫、六角精児、恒松祐里、中村梅雀、倍賞美津子
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