今日7日 日本海側は更なる大雪に警戒 東海以西の太平洋側の平地でも積雪の恐れ

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2025年02月07日 06:04  日本気象協会

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日本気象協会

今日7日 日本海側は更なる大雪に警戒 東海以西の太平洋側の平地でも積雪の恐れ

今日7日(金)は、日本海側は断続的に雪が強まる。昨日、いったん雪の降り方が落ち着いた所も、積雪が急増する恐れ。名古屋市周辺をはじめ、東海から西の太平洋側の平地も積雪や路面凍結に注意が必要。



●冬型の気圧配置 強まる


上の図は、昨日6日21時の実況天気図と、今日7日21日の予想天気図。
今日7日は、日本付近で等圧線の間隔が狭くなり、昨日6日よりも冬型の気圧配置が強まる見込みです。

日本海側では、北海道から九州にかけて広く雪。昨日は、全般に雪の降り方が幾分落ち着きましたが、今日は再び強まりそうです。東北や北陸を中心に、短い時間で積雪が一気に増える所もあるでしょう。また、風も強く、吹雪により見通しがかなり悪くなる恐れもあります。
さらに、今季これまでにあまり雪が積もっていない、四国や山陽、近畿の太平洋側、名古屋市をはじめ東海の平地にも、雪雲が流れ込むでしょう。特に、夕方以降は積雪に注意が必要です。たとえ、路面がうっすら白くなるくらいでも、ノーマルタイヤでの走行は危険です。車は、冬の装備を改めて確認したうえで、普段よりも時間に余裕を持って慎重な運転を心がけてください。なお、寒気の強さや、風の向きなどによっては、明日8日にかけて警報級の大雪になる可能性もあり、交通への影響が拡大することも考えられます。
日本海側、太平洋側ともに、湿った雪が降る所が多く、倒木が発生したり、雪の重みで電線が傷ついたりする危険があります。停電にも十分な注意が必要です。


●予想される雪の量


今日7日6時から明日8日6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
東北地方   80センチ
北陸地方   80センチ
東海地方   70センチ
近畿地方   60センチ
中国地方   60センチ
関東甲信地方 50センチ
九州北部地方 40センチ
四国地方   30センチ  となっています。
その後、8日の日中から9日にかけても広い範囲で雪が続き、さらに積雪が増えるでしょう。


●関東など 晴れのエリアも万全の防寒を


最高気温は全国的に平年並みか低いでしょう。
北海道と東北は0℃前後の所が多く、北陸は3℃くらいの予想。
すっきりと晴れる関東平野でも10℃に届かない所が多いでしょう。
東海から九州にかけて、8℃前後の所がほとんどで、沖縄は15℃くらいの予想です。
各地、西または北よりの冷たい風が、時おり強く吹いて、実際の気温よりも体感温度が下がるでしょう。防寒を万全になさってください。



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