『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では2月7日から3週にわたって『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作の日本語吹替版が放送される。今回の放送では“新吹替版”と銘打って主人公の高校生・マーティの声を宮野真守、科学者ドクの声を山寺宏一が担当。名作ゆえに、これまでにも何度も吹き替えられてきた本作。ここではこれまで4つのバージョンが制作された吹替版について、歴代の声優たちの情報をまとめていきたい!
【写真】大物俳優もかつてマーティ&ドク声優だった!
■ソフト版:山寺宏一×青野武さん
1990年にVHSで発売された「ソフト版」でマーティの声を担当していたのが山寺宏一。山寺は1980年代の中頃からアニメの声優としてキャリアをスタート。80年代後半には映画の吹替版にも参加するようになり、1988年に放送された映画『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』ではニコラス・ロウ演じる主人公シャーロック・ホームズの声を担当している。以降もアニメでは『新世紀エヴァンゲリオン』『カウボーイ・ビバップ』『ルパン三世』など数多くの話題作に出演。吹替ではウィル・スミス、エディ・マーフィーの声などを担当している。
一方、「ソフト版」でドクの声を担当していたのは1950年代から俳優として活動し、1960年代からは声優業にも進出した青野武さん。青野さんは『宇宙戦艦ヤマト』の真田志郎や『ドラゴンボール』のピッコロ大魔王、『ちびまる子ちゃん』のさくら友蔵役などを担当。映画の吹替ではダニー・デヴィート、デニス・ホッパーなどの俳優の声を演じた。2012年4月に、満75歳でなくなっている。