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円安や物価高騰で、旅行や買いものを断念する生活が続いている。「2024年の家計状況に関する調査」によると、3割の世帯が2023年と比べて「暮らしにゆとりがなくなってきた」とし、77.3%が節約を意識して生活している。調査を実施したのは、家計管理サービス「B/43(ビーヨンサン)」を提供するスマートバンク(東京)のB/43広報事務局。
調査は、既婚の男女442人(一般世帯)と、パートナーと二人で使える共同口座「B/43ペアカード」を利用する既婚の182人に対し、1月24〜29日に実施。
一般世帯では、2024年の1カ月あたりの平均支出額で最も多かった項目は、食品(平均4万5325円)。次いで公共料金(3万6013円)、教育(3万160円)、ショッピング(2万9772円)、おでかけ(2万7313円)の順。でもより多くのお金をかけたい項目1位は「おでかけ」(32.2%)だ。
逆にもっと節約したい項目(複数回答)のトップは公共料金(27%)。次いで食品(25.6%)、外食(22.7%)だ。2023年と比較して2024年の暮らしについてどう感じているかを質問したところ、「とてもゆとりが出てきた」が9%、「ややゆとりが出てきた」が15.9%、「変わらない」が45%。「ゆとりがなくなってきた」と回答した人は30.1%で、3世帯に1世帯は「暮らしにゆとりがなくなってきた」と実感しているようだ。2024年に節約を心がけたかを質問したところ、「とても心がけた」が25.4%、「やや心がけた」が51.9%で、合わせて77.3%が節約を意識していたことが分かった。
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節約を心がけた一般世帯とペア口座を利用する世帯に対し、節約できた実感を質問したところ、一般世帯では「とてもそう思う」(8.3%)、「ややそう思う」(42.9%)の合わせて51.2%が「節約できた実感がある」と回答。「あまりそう思わない」(41.4%)、「全くそう思わない」(7.4%)を合わせた48.8%が「節約できた実感がない」という結果に。
一方、ペア口座を利用する世帯では「とてもそう思う」(10.4%)、「ややそう思う」(64.3%)を合わせた74.7%が「節約できた実感がある」と回答し、一般世帯と比べて、ペア口座を利用する世帯の方が、節約効果を23.5ポイント高く実感している傾向がうかがえる。
節約を心がけ、節約の実感がある一般世帯とペア口座を利用する世帯に対し、節約できた理由を質問したところ(複数回答)、一般世帯では、「夫婦・パートナーと協力して節約に取り組めたから」(50.9%)、「収入や支出を見直し、無駄を発見できたから」(25.7%)、「支出を優先付けし、本当に必要なものに集中できたから」(18.6%)がトップ3に。
一方、ペア口座を利用する世帯で最も多かった回答は、「夫婦・パートナーと協力して節約に取り組めたから」(65.1%)。次いで、2位「家計管理ツールやアプリを活用したから」(53.5%)、3位「収入や支出を見直し、無駄を発見できたから」(37.2%)という結果になった。
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