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【写真】永野芽郁、“ナナナ”とキュートな2ショットも
原作は、自身も看護師の経験がある藤岡陽子の同名小説(光文社文庫刊)。仕事への活力を失った主人公が、1945年のフィリピンで陸軍看護婦としてつとめる女性としてタイムスリップするところからドラマの物語がスタート。戦時中で物資も少なく、死と隣り合わせの過酷な状況の中、DREAMS COME TRUEの名曲「晴れたらいいね」を歌いながら、希望を見失わず、仲間たちとともに強く生き抜こうとする姿を描く。
令和6年夏。高橋紗穂(永野)は、墨田区桜丘総合病院に勤務する中堅どころの看護師。仕事はできるが覇気がなく、若さを失ったようにテンションが低い。そんな紗穂はこの病院でかつて名誉婦長だった寝たきりの入院患者・雪野サエ(倍賞美津子)に、自らの悩みを一方的に吐露していた。ところが次の瞬間、突然巨大地震が発生。紗穂はサエの上から何かが倒れてくるのをかばった拍子に意識を失ってしまう――。
目が覚めると紗穂は病室ではなくジャングルにいた。軍服を着た女性らはなぜか紗穂を“サエ”と呼ぶ。さらにここがフィリピンだとも…。やがて紗穂は、助けてくれた藤原美津(芳根京子)、菅野富貴子(江口のりこ)、佐治誠(稲垣吾郎)が、怪我を負った紗穂が運び込まれた野戦病院で働く看護婦や軍医で、自分が戦時中の昭和20年(1945年)にタイムスリップしたことに気づく。不思議なことに若きサエの姿で…。
主演を務める永野は、1月から先行配信されている本作ついて、「家族や友人、今ご一緒しているスタッフの皆さんがみんな見てくださっていて。私たちの知らない時代の話なので、(現代劇であるような)共感の声というよりは『あの時代を一生懸命に生きている人たちの姿が刺さった』という言葉をもらうことが多いですね」と周囲の反響を明かした。
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そして、視聴者に対しては、「皆さんがこの作品を見てくださったらきっと、今生きている時間をより大事にしようと思ってもらえるんじゃないかと思います。(大人になると)ちょっと惰性でできることや、なんとなく過ごす時間が増えていくと思うんですけど、そういう時間すら愛おしくなるようなドラマになっていると思います。ぜひ、ご覧ください」とメッセージを寄せた。
テレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル『晴れたらいいね』は、テレビ東京系にて3月30日21時より地上波初放送。
※永野芽郁のインタビュー全文は以下の通り。
<インタビュー全文>
■永野芽郁
――1月から先行配信が開始されていますが、視聴された方から反響はありましたか?
家族や友人、今ご一緒しているスタッフの皆さんがみんな見てくださっていて。私たちの知らない時代の話なので、(現代劇であるような)共感の声というよりは「あの時代を一生懸命に生きている人たちの姿が刺さった」という言葉をもらうことが多いですね。
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私自身は客観的に見るというより、撮影当時を思い出して見ることが多いので「自分にとっては“熱い”夏になったな」と感じながら見ました。実際にどういうふうにタイムスリップしたのか、演じているときは完成形が見えてない部分ではあったので、それを監督がまとめ上げてくださって、いろんな世代の方に響くドラマになったんじゃないかなと思います。
――共演の芳根京子さんについての印象やエピソードをお聞かせください。
芳根(京子)さんとは初共演だったんですが、撮影初日から大変な時代を一緒に生きてきたような感覚があって、紗穂(サエ)と美津との関係性が最初からできていたと思います。芳根さんは作品にも役にも、そして相手役の私に対してもすごく真摯に向き合ってくださいました。ご本人はきっと繊細な心をお持ちだと思います。その繊細な心が美津を演じているところにつながっていて、私はそばで見ていながら素敵な俳優さんだなって、同世代の俳優としてすごく刺激を受けました。
――もしご自身もタイムスリップしてしまうとしたら、どの時代に行きたいですか?
私、タイムスリップしたくない!(笑) もししちゃったら紗穂みたいに「帰りたい」って言っちゃうと思います。未来に行ったら、最終的にこうなるっていう未来が予測できてつまらないし、過去に行ったら、自分の知識にないことだらけでどう生活したらいいかわからない。だからタイムスリップはしたくない。けど、選ぶとしたら…マンモスが存在した時代にタイムスリップして、会ってみたいです! あと、その時代の人たちを知ることは、ちょっと興味があるかもしれないです。
――改めて作品のみどころをお願いします。
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