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元保護猫の女の子「あめ」ちゃんは、2020年6月、X(ツイッター)ユーザー・しまみけさん(@sky_0830)の家族になりました。
その出会いは、突然のことだったといいます。
「当時、私は『いつか猫と暮らしたい』と思うことはありましたが、まだまだ先の話だと思っていました。ところが、ある日、同僚から知人宅の軒下で野良猫が子猫を生んだと聞いたのです。まだ引き取り手が決まっていない子猫がひとりいると知り、会いに行きました」
子猫は、人見知りすることなく、飼い主さんに近づいてニオイをかいだり、膝に乗ってきたりしたそうです。
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「元気いっぱいに走りまわる姿を見て、お迎えすることを決めました。それが、あめちゃんです」
こうして、飼い主さんの思いは実現。当時、生後1カ月10日ほどのあめちゃんをお迎えしました。
夫婦で子猫のお世話に奮闘する日々
飼い主さんは、4匹の猫と暮らした経験がありましたが、小さな子猫は初めて。夫婦で本やインターネットで調べながら少しずつ学んでいったといいます。
「妻は、動物と暮らしたことはありませんでした。『ごはんは? トイレは? 寝るところはどうする?』など、わからないことばかり。また、我が家は共働きのため、あめちゃんを迎えて2カ月くらいのあいだ、留守にする時間が長くなるときは、あめちゃんを連れて会社に行き、ごはんをあげていました」
当時を振り返り、「今となっては良い思い出です」と語る飼い主さん。そうしたお世話に追われる大変さを上回るほど、あめちゃんは笑顔をもたらしてくれたのです。
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「我が家に来てくれて、元気に過ごしてくれていることに喜びを感じました」
あめちゃんは、すくすくと成長していったのです。
猫らしい猫、あめちゃんの魅力
飼い主さんによると、あめちゃんは「猫らしい気まぐれや」なのだとか。寝たいときに寝て、遊びたいときに遊び、自分が甘えたいときしか甘えないそうです。
「唯一、ごはんの時間は正確で、毎日、同じ時間に『ごはん、ごはん』とアピール。とてもおしゃべり上手で、『撫でろ』『遊べ』とよくしゃべります。名前を呼ぶと返事をしたり、しっぽをパタパタして答えたりすることも。撫でられるのは好きですが、抱っこは苦手です。初めて会う人にも自ら近寄ってニオイをかぐところは出会ったときと変わりません」
また、あめちゃんは、ある音に敏感だといいます。
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「なぜかゴミ収集車のメロディが気になるようです。音が聞こえてくると、窓辺に走って行き、じっと眺めています」
あめちゃんのユニークな行動や仕草の数々は、飼い主さん夫婦を笑顔にしています。
今、あめちゃんに伝えたいこと
あめちゃんは、現在4歳(取材時)になりました。
飼い主さんは、毎日、あめちゃんにこう声をかけているそうですよ。
「いつも撫でながら、『大好き』『ありがとう』『かわいい』と何度も話しかけています。声をかけながら、撫でています。言わずにはいられなくて(笑)。出会えたこと、我が家に来てくれたことに感謝しています。あめちゃんが元気でいてくれるだけで幸せです」
最後に、飼い主さんは、あめちゃんへの思いについて次のように語ってくれました。
「これからも楽しく穏やかに一緒に過ごしていきたい。健康で長生きしてほしいです」
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)