映画『おいしくて泣くとき』メインビジュアル(C)2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会 7人グループ・なにわ男子の長尾謙杜が劇場映画初主演を務める映画『おいしくて泣くとき』(4月4日公開)より、長尾が演じる主人公・心也と、當真あみが演じるヒロイン・夕花を取り巻く登場人物のキャストが発表された。心也の父にを安田顕、30年後の心也をにディーン・フジオカをが起用。また、メインビジュアルとUruが歌う主題歌「フィラメント」の一部が使用された本予告も公開された。
【写真】視線にドキっ!な写真と共に個人インスタ開設を報告した長尾謙杜 作家・森沢明夫氏が“人を純粋に想う優しさ”をまっすぐに描いた同名小説が原作。初恋、友情、突然の別れ…その30年後に別れの秘密が明かされる、一生に一度の切ないラブストーリー。
ケガで部活動を休んでいる心也と、部活に入っていない夕花。放課後に時間がある2二人は、クラスメイトたちから学級新聞の編集委員を任される。最初はぎくしゃくしていた2二人だったが、次第に打ち解けていき、2二人だけで「ひま部」を結成。幼い頃に母親を亡くした心也と、家庭に秘密を抱えた夕花、孤独を感じていた二人の距離は、ひま部の秘密基地である図書室で次第に縮まっていく。
1人ひとりで子ども食堂を切り盛りし、不器用ながらどんなときでも息子に寄り添おうとする心也の父親・耕平を安田、心也の亡き母・南を美村里江、そして突然離れ離れになった夕花の幸せを願い続けながら、父の想いを受け継ぎ食堂を守る30年後の心也をディーンが演じている。水沢林太郎、芋生悠、池田良、田村健太郎、篠原ゆき子、安藤玉恵らも出演する。
メインビジュアルは、抱き合う心也と夕花の泣き顔を捉えた切なさあふれる2人の姿が映し出され、足元にクローバーが広がる美しい情景にも目を奪われる。新たに添えられた「世界のどこかで 君が笑っていますように」という印象的なコピーには、離れてしまっても相手の幸せを想い続ける切実さが表現され、さらに切なさを増す。最下段には今回出演が発表となった30年後の心也、心也の父・耕平の姿も添えられている。
併せてあわせて解禁となった本予告では母親を亡くした心也と家に居場所のない夕花、それぞれ孤独を抱えた2人が心を通わせていく様子から突然の別れまでが描かれる。30年の時を経て、大人になった心也のもとに届いた、夕花が姿を消した秘密とは。
心也と夕花が思いの丈を叫ぶ声とともに、感情を高めていくのは初解禁となる主題歌「フィラメント」。タイトルの“フィラメント”とは、電球・真空管などの内部にあり、電流を流して熱電子を放出する線のこと。楽曲について横尾監督、原作の森沢氏、そして主演の長尾からもコメントが到着した。
■キャストコメント
▼安田顕
出演のオファーをいただく際、プロデューサーさんがお手紙をくださり、その想いに胸が熱くなりました。
その後、森沢明夫さんの原作を拝読し、感動。
大好きな小説。大好きな映画に出会えました。ぜひ、ご覧ください。
▼ディーン・フジオカ
本作では、子ども食堂の存在がテーマのひとつとして描かれています。
私自身がこれまで“FamBamフードドライブ”という食品寄付活動に取り組んできたこともあり、この役を演じることが子ども食堂の支援活動へとつながれば、という願いも込めて今作に挑みました。
このあたたかく、優しさに満ちた作品が、多くの方々の心に届き、少しでも社会に良い影響を生み出すことを、心から願っています
■主題歌解禁コメント
▼Uru
起きていることは辛く苦しい事なのだけれど、この作品の登場人物全員に凛とした強さと太い芯のようなものを感じ、それをそのまま曲にしました。
10年という言葉が歌詞に出てきますが、私もこれまでの10年を振り返る事ができましたし、これからの10年の中で、心也や夕花のように変わらず、自分らしさと小さな夢を燃やし続けていこうと思えた作品です。
苦しみや悲しみの中で途絶えそうになっても、小さな明かりだけはずっと灯していたいなと思いながら、この「フィラメント」を歌いました。
人の温かさや、誰かを想う事で強くいられること、夢や希望を持ち続ける強さや勇気を感じることのできるこの作品ととも共に、この曲がみなさんの心に響いてくれたらうれしいです。
主題歌を歌わせていただき、ありがとうございました。
▼長尾謙杜
この歌を聴いた時、とても映画にぴったりだと感じました。
心也と夕花の日々が詰め込まれた歌詞で、僕は撮影の日々をすぐ思い出しました。
映画を観られる方は曲を聴くだけでたくさんのシーンがふわっと頭に浮かんでくるんじゃないかな?
Uruさんの歌詞、歌声からパワーや希望を感じ、
『おいしくて泣くとき』の青さ、切なさも見事に表現してくださっていて感動しております。Uruさんの歌声で『おいしくて泣くとき』をより華やかにしていただ頂き、大変うれしく思います。
▼横尾初喜(監督)
Uruさんの優しくも芯のある歌声が、心也と夕花の心の中を映し出してくれているようで
初めて聞かせていただいた時、心震えました。
書き下ろしていただき本当にありがとうございます。
映画とともに、この歌がたくさんの方々の心に届くことを願っています。
▼森沢明夫(原作者)
初めて『フィラメント』を聴いたとき、切なくも優しい心也と夕花の心情が胸に染沁みてきて、思わずウルっとしてしまいました。心に傷を負いつつも必死に未来を見つ詰める人たちの救いとなる「応援歌」にも聴こえます。