「dynabook C」「dynabook T」に2025年春モデル 新デザイン採用で画面も16型に大型化 バッテリー交換も可能に

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2025年02月12日 11:21  ITmedia PC USER

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dynabook C/Tシリーズの新モデルは、Cシリーズの1モデルを除き新設計のボディーを採用した。ディスプレイは15.6型から16型に大型化され、カラーはアッシュブルー(左)、アッシュゴールド(中央)、アッシュシルバー(右)の3色とした。なお、本製品ではDynabookのノートPCとしては初めてボディーの一部(ディスプレイ周辺のベゼル)の塗装に水性塗料を採用している

 Dynabookは2月12日、個人向けノートPC「dynabook C」「dynabook T」、ビジネス向けノートPC「dynabook P」、ビジネス向けデスクトップPC「dynaDesk DT」の新モデルを発表した。個人向けモデルは2月14日から順次発売する予定で、法人向けモデルは2月12日から受注を開始する。


【その他の画像】


●dynabook C/Tシリーズ新モデルの概要


 dynabook Cシリーズとdynabook Tシリーズは基本設計を共有しており、前者は光学ドライブなしの「スタンダードノートPC」、後者は光学ドライブなしの「オールインワンノートPC」という位置付けだ。今回の新モデルではCシリーズの1モデルを除きボディーデザインを刷新し、液晶ディスプレイが15.6型(1920×1080ピクセル)から16型(1920×1200ピクセル)に大型化している他、メモリ(DDR5-5200規格のSO-DIMM)に加えてバッテリーの交換にも対応した。


 新デザインのボディーは、プレミアムモバイルモデルの「dynabook Rシリーズ」や「dynabook Xシリーズ」との共通性を意識しつつ、個人向けモデルとしてリビングや書斎になじむ「アッシュゴールド」「アッシュシルバー」「アッシュブルー」の3色展開とした(選べるカラーはモデルによって異なる)。


dynabook Cシリーズ


 dynabook Cシリーズの新モデルは、旧デザインのボディーを採用するエントリー「C5/Y」、新デザインのボディーを採用する中位「C6/Y」と上位「C7/Y」の3モデル構成で、いずれも第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)のUシリーズを搭載している。想定販売価格はC5/Yが16万円前後、C6/Yが19万円前後、C7/Yが22万円前後となる。


 CPUはC5/YがCore i3-1305U(Pコア1基2スレッド+Eコア4基4スレッド)、C6/YがCore i5-1334U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)、C7/YがCore i7-1355U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)となる。


 メモリはC5/YがDDR4-3200規格の16GB×1(最大32GB)、C6/YとC7/YがDDR5-5200規格の8GB×2(最大32GB)だ。SSDはPCI Express接続のSSDで、容量はC5/YとC6/Yが256GB、C7/Yが512GBとなる。OSはWindows 11 Homeをプリインストールしており、「Microsoft 365 Basic」の1年間利用権と「Microsoft Office Home & Business 2024」のライセンスも付属する。


 ポート類は以下の通りとなる。なお、Thunderbolt 4(USB4)端子とUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。


・C5/Y


・左側面:電源入力端子、有線LAN(1000BASE-T端子)、HDMI出力端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子、イヤフォン/マイク端子


・C6/YとC7/Y


・左側面:電源入力端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2、HDMI出力端子、Thunderbolt 4端子、イヤフォン/マイク端子


・右側面:SDメモリーカードスロット、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、有線LAN(1000BASE-T)端子


 Webカメラは約92万画素で、C6/YとC7/Yについては物理的なカメラシャッターも備えている。無線通信はWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.3に対応する。


dynabook Tシリーズ


 dynabook Tシリーズの新モデルは、全モデルが新デザインのボディーを採用する。エントリーの「T5/Y」、中位の「T5/Y」と上位の「T7/Y」「T9/Y」の4モデル展開で、第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)のUシリーズまたはPシリーズを搭載している。想定販売価格はT5/Yが16万円台半ば、T6/Yが22万円前後、T7/Yが24万円台前半、T9/Yが28万円台半ばとなる。


 CPUはT5/YがCore i3-1305U(Pコア1基2スレッド+Eコア4基4スレッド)、T6/YがCore i7-1335U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)、T7/YとT9/YがCore i7-1360P(Pコア4基8スレッド+Eコア8基8スレッド)となる。


 メモリはDDR5-5200規格で、容量はT9/Yのみ16GB×2(最大容量)、他の3モデルが8GB×2(最大32GB)となる。SSDはPCI Express接続のSSDで、容量はT5/Yが256GB、T6/YとT7/Yが512GB、T9/Yが1TBだ。光学ドライブはT5/YとT6/YがDVDスーパーマルチドライブ、T7/YとT9/YがBlu-ray Disc(BD-RE)ドライブを備える。OSはWindows 11 Homeをプリインストールしており、「Microsoft 365 Basic」の1年間利用権と「Microsoft Office Home & Business 2024」のライセンスも付属する。


 ポート類は、左側面に電源入力端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2、HDMI出力端子、Thunderbolt 4端子とイヤフォン/マイク端子を、右側面にSDメモリーカードスロット、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子と有線LAN(1000BASE-T)端子を備える。Thunderbolt 4端子とUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PDによる電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。


 WebカメラはT9/Yのみ顔認証対応の約200万画素、その他は約92万画素で、いずれも物理的なカメラシャッターも備えている。無線通信はWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.3に対応する。


●ビジネス向けモデルの概要


 dynabook Pシリーズの新モデル「dynabook P56/LY」は、先に紹介したdynabook Cシリーズ(新デザイン)の法人向けという位置付けで、主な特徴は共通する。ただし、ボディーカラーはブラックで、Webカメラが顔認証付きの約200万画素に変更されている。最小構成の想定価格は48万9500円となる。


 dynaDesk DTの新モデル「dynaDesk DT210/Y」は、従来モデルをベースに、CPUを「Coreプロセッサ(第14世代)」としたことが特徴だ。最小構成の想定価格は30万6680円となる。



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