
前回からの続き。私はモエ。夫のケントは思い込んだら一直線。ある日突然「ラーメン屋になる」と宣言し、勝手に会社を辞めてきました。私が里帰りした後もケントは開業準備に夢中で、生まれた息子のキョウヤにまったく興味がない様子。こんな人と結婚してしまったのかと、情けなくてたまりません。母は激怒しているし、会社の先輩にも「離れたほうがいい」と諭されました。心を決めて「話したい」と連絡をすると、週末ケントが義両親と一緒にやってきました。


義両親はなんとなく今日の話し合いの内容がわかっているようで、神妙な顔つきです。一方でケントはなにもわかっていない様子。相変わらず自分の都合だけです。私のほうから話を切り出すと、ケントは信じられないという顔をしました。




自分の夢ばかり追いかけ家族のことなんてこれっぽっちも考えない。そんな人とはこれから先、やっていけません。ケントは言い返そうとしたものの、私だけでなく全員から睨まれていることに気付き、やっと状況を理解したようです。


付き合っていた頃は、ケントの猪突猛進で一生懸命なところが大好きでした。ケントはずっと自分のやりたいことに一直線。なにごとにも前向きだし、私にまっすぐな愛情をぶつけてきてくれて……そんな姿がキラキラして見えたのです。
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【第6話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子