《もう少しで3年目。2023年入社組も頑張ります!》
こんな意気込みと共に「フジテレビアナウンサー」公式インスタグラムで公開されたのは、同局の東中健アナ(24)と原田葵アナ(24)の2ショットだ。2人からは笑顔がこぼれているが、投稿日は今年1月10日。
この写真を最後に、1カ月以上更新が滞っている――。
「フジテレビをめぐっては、昨年12月26日発売号以降『週刊文春』が、アナウンサーを始めとする女性局員が接待要員として扱われることが常態化しているという問題をたびたび指摘しています。
フジテレビは1月17日、27日に記者会見を開き、外部の弁護士らによる第三者委員会も設置していますが、世間からは依然として厳しい視線が向けられています。局が運営するインスタには、女性アナの楽しげな様子も頻繁に登場していましたし、現状の局面を考慮して、落ち着くまでは更新を自粛する方針なのではないでしょうか」(Webメディア記者、以下同)
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さらに、インスタの“自粛ムード”が漂うのは、フジテレビの公式アカウントだけではないという。
「たとえば、1月17日放送の『Live News イット!』で報道に触れ、『意図しない目を向けられて、傷ついている仲間が多くいます』と訴えていた宮司愛海アナのインスタアカウントは昨年末から更新がストップ。また、『Live News α』でキャスターを務める堤礼実アナも年明け以降は更新していません。そのほか多くの局アナたちのアカウントは平常運行のようですが、一部では自主規制をしているのかもしれません」
そんな古巣のアナウンサーたちと対照的な動きを見せているのは、’24年8月にフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚(27)。1月29日に発売した初のフォトエッセイ「透明を満たす」(講談社)で“大ブレイク”を果たしたのだ。
「渡邊さんが本書を発売してからまもなく2週間。発売当初こそ、大手通販サイトでは本を読まずに否定的なレビューを書き込むユーザーが目立ちましたが、現在は5段階評価で『4.5』をマークし、タレント本カテゴリーで1位をキープしています。渡邊さんの筆力を評価する声も多く、一時は売り切れが続出し、フリマアプリで高額転売までされています。2月1日の発売記念イベントにも多くの人が駆けつけたようです。
また、発売以降は渡邊さんに関するネットニュースが150本ほど配信されるなど注目度は高く、2月には公式サイトとメンバーシップを開設。2月7日に発売された『週刊現代』でも表紙を飾り、9日には3本のインタビュー記事を告知するなど、メディア露出は今後も増えていきそうです」
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両者の差をわけるのは、“タイミング”のようだ。
「フジのアナウンサーは、もともと注目度が高いことに加え、一連の報道のなか、全く関係ないことでも一挙手一投足がニュースとして取り上げられ、会社に影響を与えかねません。
いっぽうの渡邊さんは組織の問題が取りざたされる前にフジテレビを退社しており、インタビューでもフジの労働環境などを暴露していましたから、古巣への配慮がそこまで必要ないのだと思われます」
渡邊は’23年7月に体調不良を理由に入院し、退社後の’24年10月にPTSD(心的外傷ストレス障害)を患っていたことを公表。エッセイでも療養中の過酷な様子が綴られているが、2月7日発売の「週刊現代」のインタビューでも当時をこう回想している。
《病室でテレビをつけると、私の担当していた番組に別のアナウンサーが出ている。SNSを開くと、学生時代の友人が人生を謳歌している様子が溢れている。私だけが社会から取り残されているという不安で苦しみました》
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苦しい日々を乗り越えた渡邊。今度は自分の人生を謳歌してほしい。
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