スマートリモコンの「Nature Remo」シリーズを製造・販売するNature(神奈川県横浜市)は2月12日、Nature Remoのサーバに障害が発生した場合でもユーザーが自宅のエアコンを操作できるようにする「ローカルコントロール機能」の提供を始めた。同日から「Nature Rremo Lapis」が対応した。
障害発生時、手持ちのスマートフォンをNature Rremo Lapisと同じWi-Fi(同じSSID)に接続すると、アプリ「Nature Home」(ver50.1.1以上)を使ってエアコンの電源オン/オフやモード選択、設定温度の変更、風量や風向きの調節が行える。なお、利用するには、エアコンの家電登録画面でリモコンデータをアプリにダウンロードしておく必要がある。
また、3月末までに「Nature Remo 3」と「Nature Remo mini 2/Premium」も同機能に対応する予定。ただし、ハードウェアの仕様上、エアコン操作は電源オン/オフとモード選択に限られる。
●昨年7月に2度の障害
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Nature Remoは、累計70万台を販売した人気のスマートリモコン。AWS(Amazon Web Services)のクラウド上でNatureが運営しているサーバ群に常時接続し、アプリや音声アシスタントを使った操作は全てサーバ群を通して行う仕組み。このためAWSやNatureのサーバに障害が発生した場合、家電の操作ができなくなってしまうのがネックだった。
2024年7月には2度のシステム障害が発生し、ユーザーから暑いのにエアコンが操作できないといった声が上がった。これを受け、同社は「抜本的な対策」として、サーバを介さずに家電を操作する「ローカルコントロール」機能を追加する方針を示していた。
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