コパノリッキーが史上3頭目 最低人気で平地GIを制した馬たち

0

2025年02月13日 07:30  netkeiba

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

14年のフェブラリーSを最低人気で制したコパノリッキー(14年2月撮影、ユーザー提供:ごまちゃんさん)
 今年のフェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)は2月23日。その日はコパノリッキーが最低となる16番人気で勝利してから「ちょうど」11年となる。そこでこの機会に最低人気で平地GIを制した3頭を紹介する。

 1頭目は89年のエリザベス女王杯のサンドピアリスだ。それ以前の2勝はともにダート。しかも直近3戦は900万下(現在の2勝クラス)で掲示板外とあって、20頭立ての20番人気も当然といった感じの参戦だった。レースでは後方を追走。そこから直線で大外に出すとグイグイ伸びる。1頭、また1頭と抜いて、残り100mで先頭へ。そのままゴールを駆け抜け、未だに破られていないGIの単勝最高配当記録4万3060円が飛び出したのだった。ちなみに2着は10番人気、3着は14番人気だったので、3連単があれば衝撃的な配当となっていたに違いない。

 2頭目は00年のスプリンターズSのダイタクヤマトである。同年春にオープンを制していたものの、その後はオープン・5着→GIII・2着→GIII・7着。さすがに7頭のGI馬が揃ったここでは「先行してどこまで…」という下馬評で、単勝257.5倍の最低人気に甘んじていた。しかしながら、レースでは逃げるユーワファルコンの番手から3角過ぎに先頭に立ち、手応え良く直線へ。まるで人気馬のような危なげない押し切りで、GIウイナーに上り詰めたのだった。

 そして3頭目が冒頭の14年のフェブラリーSのコパノリッキーである。前年の兵庫CSを制してはいたものの、休養から復帰後はオープンで10着、9着。ケイアイレオーネとの抽選を潜り抜けて出走にこぎつけたものの、さすがにGIでは厳しいと判断されて、単勝272.1倍の最低人気だった。ところがどっこい、レースでは番手追走から直線で先頭へ。迫ってくるホッコータルマエを半馬身抑え、田辺裕信騎手とともに人馬揃ってのGI初制覇を果たしたのだ。

 ちなみにこのレースの2着は2番人気、3着は1番人気だったので、3連単は94万9120円。7桁には届かず、16頭立ての最低人気が勝ったケースとしては落ち着いた配当となった。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定