中国大引:上海総合0.4%安で反落、ハイテク株に利食い売り

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2025年02月13日 17:01  サーチナ

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サーチナ

 13日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比13.90ポイント(0.42%)安の3332.48ポイントと反落した。
 利食い売りが先行する流れ。上海総合指数は前日、昨年12月31日以来、約1カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。足元で上昇が目立っていたハイテク関連の銘柄が売りに押されている。米長期金利の上昇も逆風。昨夜の米債券市場では、1月の米消費者物価指数(CPI)が上振れたことを受け、米10年債利回りが1月後半の水準まで急上昇している。対米ドルの人民元安も警戒される状況だ。ただ、下値は限定的。中国不動産業界の債務問題解消に向けた動きが期待されるなど、当局が景気対策を強めるとの見方が相場を下支えしている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、半導体の下げが目立つ。半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が8.1%安、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が5.4%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が3.3%安、通信機器・IC設計の上海貝嶺(600171/SH)が3.2%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.3%安で引けた。
 自動車株もさえない。北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が3.5%、賽力斯集団(601127/SH)が2.9%、広州汽車集団(601238/SH)が2.0%、長城汽車(601633/SH)が1.6%ずつ下落している。医薬株、資源・素材株、インフラ関連株、海運株なども売られた。
 半面、不動産株は物色される。華麗家族(600503/SH)がストップ(10.0%)高、臥龍地産(600173/SH)が6.6%高、新城控股集団(601155/SH)が3.8%高、金地集団(600383/SH)が3.3%高で取引を終えた。銀行株、食品・酒造株、公益株、通信株、メディア・娯楽株、空運株も買われている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.04ポイント(0.01%)安の266.52ポイント、深センB株指数が7.74ポイント(0.64%)高の1215.87ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)

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