「大山詣りと納め太刀」の特別展覧会=神奈川県伊勢原市〔地域〕
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2025年02月14日 18:01 時事通信社

神奈川県伊勢原市は、同市の大山寺本堂の特別公開に合わせて、江戸時代、大山詣りに訪れる庶民が持参した木太刀「納め太刀(おさめだち)」15点を一堂に集めた展示会を17日まで市中央公民館で初めて開催している。伊勢原市地域文化財保存活用協議会の主催。
「納め太刀」は、源頼朝が戦勝祈願で大山寺に自身の太刀を納めたことが起源と言われ、巨大な木太刀を担いで参拝する習慣は、庶民による参拝では大山詣りの他に例を見ないという。納め太刀は、最も大きいもので全長約6メートル、最も古いもので江戸時代享保2(1717)年のものが展示された。
市教育総務課の担当者は、「納め太刀のことを知らない市民は多い。今回初めて展示会を開いたことで、より多くの人に知ってもらうことができたのではないか。市として今後も文化財支援を続けていきたい」と話している。
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