アウディスポーツ史上最強の市販ガソリン車『RS Q8パフォーマンス』が日本上陸。640PSのV8ツインターボ搭載

　アウディジャパンは2月20日、フルサイズSUVクーペ『アウディQ8』のスポーツモデルとなる『アウディRS Q8パフォーマンス』の発売開始を発表。ドイツ本国で発表されていた最高出力640PSの“ニュルブルクリンク北コース市販SUV最速ラップタイムレコードホルダー”が日本に上陸したかたちだ。

　アウディのスポーツブランドとして名高い“アウディスポーツ”。そのなかでも、史上もっともハイパフォーマンスな市販ガソリンモデルとして登場したRS Q8パフォーマンスは、最高出力640PSを発揮する4リッターのV型8気筒直噴ツインターボチャージャーエンジンを搭載し「Q8シリーズの頂点に位置付けられる」モデルだ。

　0〜100km／h加速は3.6秒で、最高速度はオプションのスピードリミッターを装着すれば305km／h。新開発の軽量エキゾーストシステムはスポーティで魅力的なサウンドを放つ一方、オプションの“RSスポーツエキゾーストシステム”に換装することで、さらにパワフルなサウンド体験を楽しめる。

　アウディおなじみのフルタイム四輪駆動システム“クワトロ”と8速ティプトロニックが組み合わされ、エンジンパワーを前後の車軸に40：60の比率で分配。スリップが発生した場合、駆動トルクの最大70％を前輪に、最大85％を後輪に伝えることが可能で、正確なコーナリングとターンインを実現するという。

　足まわりには、最大90mmの範囲で車高が可変する専用チューニングのRSアダプティブエアサスペンションやアクティブロールスタビライザー（eAWS）を標準装備。ブレーキは10ピストンのセラミックブレーキ／アンスラサイトグレーのフロント440mm、リヤ370mm径のキャリパーを備え、リヤスポーツディファレンシャルも装備する。

　23インチのブラックポリッシュト6Yダブルスポークデザインアルミホイールなど、フラッグシップモデルとして存在感を示すエクステリアは、ドアミラー、フロントスポイラーエレメント、リヤディフューザーがマットグレー、その他の部分はすべてハイグロスブラックに。オプションのダークアウディリングス＆マットカーボン／ブラックスタイリングパッケージを選択すると、これらのパーツがすべてマットカーボンまたはハイグロスブラックになる。

　インテリアには、バルコナレザーにハニカムステッチが施されたシートベンチレーション付きパーフォレーテッドSスポーツシートが採用され、スポーティさと上質な快適さを両立。各部にカラーアクセントをつけるレッド、グレー、ブルーのRSデザインパッケージプラスがオプションで用意され、カラーに合わせてRSロゴが刺繍された。

　コックピットには12.3インチのアウディバーチャルコックピットプラスRSデザインが採用され、モータースポーツで使用されるメーターパネルと同じような緑、黄色、赤と表示が点滅する“シフトライトインジケーター”や、加速性能を引き出すローンチコントロールシステムを装備する。

　この高い走行性能を誇るアウディRS Q8パフォーマンスは、2024年6月に世界でもっとも過酷なサーキットと言われるニュルブルクリンク北コースで7分36秒698というラップタイムを記録し、発表時点での市販SUVクラスレコードホルダーの地位を築いた。

　日本での価格は2206万円（税込）となり、2月20日から全国のアウディ正規ディーラーを通じて発売が開始されている。詳細についてはアウディジャパンの公式サイト（https://www.audi.co.jp/ja/models/q8/rsq8_performance/）まで。