住友ゴム工業、ダンロップ&ファルケンによる2025年モータースポーツ活動計画を発表

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2025年03月03日 13:00  AUTOSPORT web

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2024年スーパーGT GT500クラスに参戦するModulo CIVIC TYPE R-GT
 2月28日、住友ゴム工業は2025年度のモータースポーツ活動計画を発表した。引き続き、ダンロップおよびファルケンブランドにおいて、四輪、二輪の国内外のモータースポーツ競技でトップクラスから入門レースまで幅広いカテゴリーにタイヤ供給を行い、モータースポーツの裾野を広げるべく活動を展開していく。

 まず、四輪モータースポーツ活動においては国内最高峰のスーパーGT GT500クラスに参戦するModulo Nakajima RacingのModulo CIVIC TYPE R-GTに加え、GT300クラスの6チーム6台にダンロップタイヤを供給し、チームをサポートする。

 また、『全日本ラリー選手権』、『全日本ジムカーナ選手権』、『全日本ダートトライアル選手権』、『全日本カート選手権』のといった幅広いカテゴリーへのタイヤ供給に加え、『TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup』への協賛も継続されることが発表された。

 さらに、若手ドライバーの育成を目的にとした『TOYOTA GAZOO Racing MORIZO Challenge Cup』、『CUSCO & WinmaX & DUNLOP・Bライセンス競技若手育成支援プログラム』へタイヤ供給。そして『フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ』、『FIA-F4選手権』、『スーパーFJ選手権』や、参加型競技の『VITA RACE』、『BMW & MINI Racing』などへワンメイクタイヤを供給する。

 また、昨今開発が進められているサステナブル原材料比率を高めたタイヤについては、『全日本カート選手権』のEV部門への供給を継続するとともに『スーパーGT』への供給も検討していることが明らかにされた。さらには、2024年に初の総合優勝を飾ったアジア最大のクロスカントリーラリー『AXCR 2025』に参戦するチームに対し、オンロード向けのSUV用タイヤ『GRANDTREK』を供給し、連覇を目指すとのことで、こちらも注目したいところだ。

 そして、住友ゴム工業は2025年度も『ニュルブルクリンク24時間レース』にポルシェ911 GT3Rの2台体制で『ファルケン・モータースポーツ』としてエントリーすることが明らかにされた。2024年、チームはニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)にて5勝(QFレース2勝含む)をあげる強さを発揮し、スピードトロフィー部門SP9プロクラスで初のシリーズチャンピオンを獲得する活躍ぶりを見せた。悲願の総合優勝に向け、どのような戦いを見せてくれるかに注目したい。

 また、昨年SP4T(排気量2.0L〜2.6L未満のターボ車)にてクラス変更後初優勝を遂げた『スバルテクニカインターナショナル』の『SUBARU WRX NBR CHALLENGE』にもタイヤ供給を行い、欧米を中心に高い評価を得ている『ファルケン』ブランドのさらなる価値向上を目指すとしている。

 そして、二輪モータースポーツ活動についても供給体制が明らかにされた。国際ロードレースでは『FIM世界耐久選手権シリーズ』のEWCクラスにおいて、『ELF Marc VDS Racing Team/KM99』、『ERC Endurance』、『LRP Poland』の3チームにタイヤを供給する。

 オフロードレースでは『モトクロス世界選手権』において、『Kawasaki Racing Team MXGP』、『Kawasaki Racing Team MX2』、『Nestaan Husqvarna Factory Racing』、『Monster Energy Triumph Racing』の4チームにタイヤを供給し、アジア最高峰のロードレース『FIMアジアロードレース選手権』では公式タイヤサプライヤーを務める。また15年連続全階級制覇の記録を持つ全米選手権『AMAスーパークロス選手権/プロモトクロス選手権』では全階級において16年連続制覇を目指す。

 国内ロードレースでは、『全日本ロードレース選手権』のJSB1000クラスにおいて、『DUNLOP Racing Team with YAHAGI』をサポートし、トップカテゴリーのロードレースに参戦するライダーから信頼される高性能なレースタイヤを開発するとともに、同選手権のST1000クラス、『MFJ CUP/地方選手権』のJP250クラスや『HRC CBR250RR Dream Cup』、『HRC GROM Cup』などへワンメイクタイヤ供給する。

 また『HRC NSF250R Challenge』などの育成型レースにもワンメイクタイヤを供給することで、日本から世界に通用するライダーを育てるための環境づくりに取り組む。そしてオフロードレースでは、昨年タイトルを獲得した『全日本モトクロス選手権』、『全日本トライアル選手権』などで、2025年もタイトル獲得を目指すとしている。

 ダンロップ、ファルケンの2ブランドを通じてさまざまなモータースポーツ競技にタイヤを供給する住友ゴム工業。2025年四輪&二輪のタイヤ供給カテゴリー、並びにモータースポーツ活動計画概要一覧は、住友ゴム工業のオフィシャルサイトを確認してほしい。

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