
中居正広が芸能関係者の女性との間に起こしたトラブルをきっかけに、女性アナウンサーの“上納文化”が指摘されているフジテレビ。現在、第三者委員会による調査が急ピッチで進められている。
「トラブルの発端である中居さんは現在、自宅に引きこもっていると報じられています。憔悴しきった中居さんの生活を支えているのは、2011年から交際している元ダンサーで振付師のMさんなんだとか。ふたりの仲は親族も公認で、今は同棲状態でサポートしているそうですよ」(スポーツ紙記者)
そこで、中居の近況を聞こうとMさんの両親のもとを訪ねたが、
「何もお話しできることはございませんので……」
と、申し訳なさそうにするのみだった。
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そんな中、かつての中居の“盟友”である木村拓哉が、窮地のフジを“救う”と報じられている。
「木村さんが主演を務めるフジテレビの人気シリーズ『教場』の映画が製作されるそうです。前後編の2部作とのことで、撮影は4月からを予定しているといいます」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
『教場』続編に拒否感を示していた
木村は現在、山田洋次が監督を務める映画『TOKYOタクシー』の撮影に臨んでいることを連日、自身のインスタグラムで報告しているが、
「あまり間を空けずに、タクシー運転手から警察学校の鬼教官へと“転職”するようです」
木村は、『SMAP×SMAP』や月9ドラマへの出演など、なにかとフジとの縁が深く、
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「『教場』をヒットさせることで、フジを少しでも助けようとしているんだとか……」
一方で、こんな話も聞こえてくる。
「実は木村さん、今回の製作にはあまり乗り気じゃなかったらしく……。“やりたくない”と拒否感を示していたそうです」(テレビ局関係者、以下同)
しかし、出演者のスケジュールなどの事情が重なり、
「撮影の中止や延期は不可能だったそうです。そのため、木村さんの意向とは裏腹に、撮影が強行されることになったといいます」
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今回はどうにか製作にこぎつけたが、実は『教場』は2023年秋に“ストップ”した過去がある。
「2024年春に放送するべく、スペシャルドラマの制作が進められていました。しかし、木村さんがどうしても脚本に納得がいかずに白紙になってしまったのです」
“長男”であることを自覚している木村
その後、脚本が改めて精査され、劇場版へと形が変わったようだが、木村はどうして乗り気ではないのか。
「やはり、フジ問題が大きく影響しているようです。“上納文化”の全貌も明らかになっておらず、企業としての体制にも問題があると指摘されています。さらに、今後どのような対応を取るのかも、まだわかりません。こうした状況で、フジ作品に出演するのはどうなのかという思いがあったそうです」
その裏には、木村が背負う“使命”もあるという。
「2024年4月に旧ジャニーズ事務所の新会社STARTO ENTERTAINMENTが始動してから、まもなく1年となります。東山紀之さんが芸能界を引退して、会社のタレントの中で木村さんは、事実上“長男”のような立ち位置に。こうした立場上、木村さんは自らの言動が、世間からの会社全体の見られ方や、後輩たちの仕事や決断に影響することを、強く自覚しています」(芸能プロ関係者、以下同)
そのため、何をするか、しないかを常に熟慮しており、
「“長男”として木村さんが今、フジ作品に出ることが会社全体にも影響することを危惧したのではないでしょうか」
2024年12月に放送された『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)にゲスト出演した際、会社に残り続ける理由を聞かれると、ファン心理にも触れながら「自分単体ではあんまり考えてない」と答えた木村。
フジ問題の煽りを受けた“仲間”たち
「timeleszのオーディション番組に登場した際も候補生たちに“今の事務所に対する偏見とかもあると思うけど……”と言葉をかけていました。こうした言動からも、木村さんが会社全体の動向を意識していることは明白ですよね」
実際、多くの“仲間”がフジ問題の影響を受けており、
「特に『だれかtoなかい』の放送休止は大きかったのではないでしょうか。元V6の岡田准一さんが新MCに就任してから1度も放送されず、田原俊彦さんと植草克秀さんのゲスト回がお蔵入りになったと報じられています。全員、今は離れているものの、旧ジャニーズの面々が集った回でした」(前出・スポーツ紙記者)
実は、お蔵入りになったのはそれだけでなく、
「映画『ファーストキス』に出演している松たか子さんとSixTONESの松村北斗さんを招いた回も収録済みだったそうです。残念ながら、これも放送できませんでした」(番組制作関係者)
フジの“中居対応”に不信感か
これについてフジに聞くと、
「制作の詳細についてはお答えしておりません」
との回答だった。
「このように、かつて旧ジャニーズ事務所で活動してきた仲間だけでなく、現役の後輩にまで影響することになったのは、フジがトラブルを把握しながら中居さんの出演番組を続けていたことが原因です。“長男”としては、こうした状況にも思うところがあったのかもしれませんね。そのためフジに対する不信感が募り『教場』を“やりたくない”という考えに至ったのだと思います」(前出・芸能プロ関係者)
ただ、いざやると決まったからには、
「少しでも『教場』をいい作品にしようと意気込んでいるそうですよ」(前出・テレビ局関係者)
迷いは“夜空ノムコウ”へと捨て去ったようだ。