インターネットで見かけた保護犬の姿が、家族に新たな物語をもたらしました。X（旧Twitter）ユーザー・虎徹さん（@kotetsuyanenn）が迎えたのは、男の子の虎徹くん。現在2歳6カ月になる愛犬との暮らしは、笑顔と幸せに満ちています。家族として迎えるまでの経緯や、共に過ごす中での喜びを振り返っていただきました。
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里親募集がきっかけで家族に
虎徹くんとの縁は、インターネットで見つけた一つの里親募集記事から始まりました。掲載されていた情報に心を惹かれた飼い主さんは、実際に会いに行くことを決意。その瞬間、深い絆が芽生えたといいます。
「インターネットで里親募集の記事を見かけ、実際に会いに行ったところ、一目惚れしてしまいました。その瞬間、もう家族として迎え入れたいという気持ちが強くなり、迷うことなくお迎えを決めました」
出会いは偶然ではなく、運命に導かれたようなものだったと飼い主さんは振り返ります。その日から、虎徹くんは家族の一員として大切に迎え入れられました。
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元気いっぱいな日々と、心に刻まれた思い出
お迎え当初から虎徹くんはとてもお利口さんでしたが、エネルギーに満ち溢れていたため、思わぬ出来事も起きたそうです。
「お迎えしたときから虎徹はとてもお利口さんでしたが、元気があり余っていたのか、何度か壁紙を破いたり、脱衣場の床を剥がしてしまったことがありました。そのときは『これはさすがにマズいな…』と思い、結果的に家を購入することに。振り返れば、それも今では良い思い出です」
家族の絆は、日々の出来事や特別な思い出とともに深まっていきます。結婚式を挙げていない飼い主さんご夫婦は、ウェディングフォトを撮影することを選びました。その撮影に虎徹くんも参加し、家族の大切な一瞬を共に過ごしました。
「虎徹も一緒に撮影に参加してくれて、家族として特別な思い出になりました。写真を見返すたびに、あの幸せな時間がよみがえります」
そして、新たな命が家族に加わり、息子さんが誕生。虎徹くんは頼もしい「お兄ちゃん」としての役割をしっかり果たしてくれています。
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「夜泣きがあると、虎徹が私たちを起こしに来てくれたり、普段はほとんど吠えないのに、息子が泣くと声を上げて知らせてくれたりと、本当に頼りになる存在です。その優しさに、何度も胸が温かくなりました」
家族の中心で輝き続ける存在、虎徹くんへの想い
虎徹くんが家族に加わったことで、生活は大きく変わりました。最初は「どうしても虎徹が中心の生活になることに不安もあった」と話す飼い主さんですが、その不安はすぐに喜びへと変わったといいます。
「一緒に過ごす日々は幸せそのもので、家族としてお迎えしてからは良いことばかりです。毎日、虎徹がそばにいてくれることで、私たち家族の心も穏やかになり、笑顔が増えました。何気ない日常が、虎徹のおかげで特別なものになっています」
虎徹くんは穏やかで平和主義な性格で、滅多に吠えたり威嚇したりしないそうです。
「お迎えした当初はあまりに吠えなかったので、『もしかして声が出ない子なのかな？』と心配したほどです」
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普段はマイペースですが、他のわんちゃんには自ら近づいて遊びに誘う社交的な一面も持っています。息子さんが生まれてからは、時折嫉妬心を見せる可愛らしい一面も垣間見えるようになりました。
「抱っこされている息子を見て嫉妬するようになり、少し拗ねた様子を見せることも。そんなときに虎徹を抱っこしてあげると、嬉しそうにご満悦な顔をしてくれるんです。その仕草が何とも可愛くて、つい甘やかしてしまいます」
そんな日々を共に過ごす中で、飼い主さんは心からの願いを抱いています。
「毎日一緒に過ごす中で、ただひとつ願うのは『幸せに長く生きてほしい』ということです。この子にとって何が幸せなのか、どうすればもっと喜んでくれるのか、そんなことを考える機会が本当に増えました。虎徹が笑顔で過ごしてくれることが、私たち家族にとっても一番の幸せです。これからもたくさんの思い出を一緒に積み重ねていきたいと思っています」
小さなきっかけから始まった出会いは、今では家族の中心に温かさと笑顔をもたらす存在へと変わりました。これからも虎徹くんは、変わらぬ優しさで家族を包み込み続けることでしょう。
（まいどなニュース特約・梨木 香奈）
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