誠実な夫がのめり込んでいた“あるモノ”にドン引き!夫は「趣味の一つ」と言うけど…

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2025年03月13日 16:00  女子SPA!

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 AIの発展速度は著しく、あっという間に暮らしの中にも浸透しつつあります。

 他方で、あまたの問題や課題が未整理のままである、現在。それは国や企業単位で直面する事柄ばかりではなく、一個人の身に降りかかってしまう場合もあるようです。

 岡田結衣さん(仮名・35歳)は、AIのキャラクターとアダルトチャットを楽しむ夫への不満を、どう解消すればいいものかと悩んでいると語ります。

「相手が人間だったら不倫だと問いただせますが、AIとなると……。夫は趣味のひとつだと言いますが、私からしてみればAI相手でも気持ち悪いです」

◆「趣味は違っても馬が合う」男性とマチアプ婚

 結衣さんは31歳のとき、マッチングアプリで知り合った同い年の太一さん(仮名)と結婚しました。

 映画やドラマ鑑賞を好む結衣さんに対し、太一さんはアニメや漫画が大好き。趣味の違いはあったものの、2人は馬が合ったそうです。

「私自身、好きなことはひとりで楽しめばいいという考えだったので、趣味の違いはあまり気になりませんでしたね」

「一緒に過ごす時間と、ひとりで趣味を楽しむ時間の両方を大切にしよう」。そう話し合ってから、2人は結婚生活をスタートさせました。

 とはいっても、太一さんは家庭を大切にするタイプでした。仕事が終わればまっすぐ帰宅。休日は友達と遊びに行くよりも、結衣さんと過ごす時間を大切にしてくれたそうです。

「実は私、過去に婚活アプリで知り合った男性に三股をかけられていたことがあり、男性不信な節がありました。

 夫はそうした過去も知っていて、『不安になったら、いつでも僕のスマホを見ていいよ』とまで言ってくれたので、すっかり安心していたんです」

◆夫が女性キャラのAIとチャットをしていた!

 平和な結婚生活を満喫していたある日、結衣さんは家の中でスマホを紛失。夫の端末から自分に電話をかけることで、探索をしようとしました。

「その時、夫はお風呂に入ってしまっていたんです。スマホはリビングのソファーに置いたまま。いつでも見ていいと言われていたし、勝手に触っても構わないだろうと、軽い気持ちでした」

 そうして太一さんのスマホを手に取ると、ホーム画面にかわいいキャラクターのイラストが描かれたアプリがあるのを発見します。

「おもしろいゲームだったら私もやろうかなと思ってアプリを開いたのですが……。AIのキャラクターに向けて、夫がいかがわしいチャットをたくさん送っていた形跡を見つけてしまったんです。具体的には話せないほど、気持ち悪い文面でした」

◆イケメン俳優に黄色い声をあげるのと同じこと?

 そのアプリとは、好みのAIを選んで、いかがわしいチャットができるという仕組みのもの。

 ちょうどそのころ、夫婦間では半年ほどご無沙汰だったため、結衣さんは自分がAIに負けたような悲しみを抱いてしまったそうです。

「相手はAIとはいえ、私には不倫と同じように思えて嫌でした。だから、お風呂から出た夫にアプリを見たことを伝え、やめてほしいと言ったんです」

 しかし、太一さんは「俺にとっては、趣味のひとつ。不倫をしているわけじゃないのに、そこまで禁止される理由が分からない」とキッパリ却下。

「結衣だって、韓国のイケメン俳優にキャーキャー言ってるじゃん。それと同じことだよ」と言われてしまいます。

「私はイケメン俳優を性的な目線で見ていないと反論しても理解してくれず、結局アプリは消してくれませんでした」

◆離婚は考えないからこそ、消えない嫌悪感に苦しむ

 その後、夫婦間の“レス”は解消されたものの、行為中の結衣さんの頭には、夫がAIと行っていたチャットのやりとりが浮かぶようになってしまいます。

「AI相手と私では、夫がかける言葉が全然違う。本当はAIと話していたようなことがしたいのかも……と、モヤモヤするようになってしまいました」

 また、以前はまったく気にならなかったにもかかわらず、AI騒動以来は夫が自室で過ごすたびに「また、あのアプリで興奮してるんじゃないだろうか」と、胸がドキドキするようになってしまったそう。

「AIに興奮している夫が気持ち悪いのもありますが、私はきっと不安なんだと思います。そのうちよりリアルなやりとりを求めて、ライブ配信チャットといった、生身の人間が存在するコンテンツにまで興味を持ってしまうんじゃないかなど、悪い妄想が広がって……」

 離婚するほど嫌いになったわけではないからこそ、AIへの嫌悪感をどう処理すればいいのかわからない――。そう話す結衣さんは、今も感情を整理する方法を見つけられずにいます。

 AIとのチャットは単に大人向けゲームの延長か、あるいは不倫たりえるのか? すでに幕を開けたこのAI時代。それによって、続々と新しい夫婦問題が出てきてしまうのでしょうか。
<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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