「僕が見たかった青空」5thシングル『恋は倍速』でフロントに抜擢の持永真奈「もっとグループ内で自分らしさを出していかないと」

0

2025年03月14日 18:30  週プレNEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週プレNEWS

5thシングル『恋は倍速』では2作連続で青空組(選抜)入りを果たした持永真奈

僕が見たかった青空が、3月19日に5thシングル『恋は倍速』をリリースする。前作から約4ヵ月ぶりとなる今作は、女の子目線で歌われるアップテンポなダンスナンバー。前作に引き続きダンスにこだわり、高難度のダンスを魅せている。

そんな今作で、2作連続となる青空組(選抜メンバー)入りを果たしたのが持永真奈だ。3rdシングルまで雲組(非選抜メンバー)を経験した彼女は、現在の状況をどう見ているのか。アイドルを目指したきっかけやこれまでの活動を経て感じたこと、ニューシングルの話を聞いた。

【写真】僕が見たかった青空・持永真奈インタビュー

――持永さんは昔からアイドルが好きだったそうですね。アイドルになろうと思ったのはいつ頃だったんですか?

持永 小さい頃から、歌うことと踊ることが大好きだったので、いろんなアイドルさんの動画を見ながら、見よう見まねで踊っていました。そうしているうちに、私もアイドルになってみたいという気持ちが自然と強くなっていきましたね。

――当時はどんなアイドルを見ていましたか?

持永 K-POPアイドルのパフォーマンスをよく見ていました。歌とダンスをしっかり表現できる"アーティスト"という感じに憧れて、動画をたくさん見ていました。

――ダンスや歌は習っていたんですか?

持永 小さいころとかは習ったことはなくて。でもダンスや歌は好きだったので「好きなことを仕事に活かしたい」と、思い切ってダンスの専門学校に入学して、そこで初めて習い始めました。

――思い切りましたね。

持永 高校生のときに学園祭でダンスを披露して、そこで初めてすごい上手だったよって褒めてもらえたのが自信につながりました。

――人前でダンスを披露することに抵抗はなかったですか?

持永 緊張しました(笑)。人前に出るのも得意な方ではなかったですし、しかもダンスを見せるなんて、すごい緊張でガクガク震えていましたね。

――専門学校在学中に僕青のオーディションを受けたんですよね。

持永 そうなんです。オーディションを受けるために退学しました。ちょうど専門学校1年生のときに僕青のオーディションを受けて、2年生に上がるタイミングで先生へ報告しに行きました。

――一度やると決めたら突き進むタイプですね(笑)。

持永 そうかもしれないです(笑)。もう絶対に夢を叶えたかったので突き進みました。

――その決断をしたときにはご両親から反対されませんでしたか?

持永 驚かれましたね。だいぶびっくりしていましたけど、それでも夢を応援してくれました。もしオーディションに落ちてしまったとしても、学費は高校時代にアルバイトをして貯めたお金で通っていたので、なにがあっても自分のことは自分でなんとかすると理解してくれて、最終的には背中を押してくれました。

――さまざまなアイドルオーディションがある中で、僕青のオーディションに惹かれた理由は?

持永 当時はアイドルといえばK-POPって感じだったんです。でも、日本のアイドルももっと全世界に希望を届けられる存在になれるはずだと思っていて。ちょうどそのとき、僕青のオーディションのテーマが「がんばれ!ニッポンのアイドル」と書かれてあるのを見て、その想いに惹かれて応募を決めました。

――オーディションを振り返っていかがですか?

持永 そのときの記憶がほとんどないくらい、緊張していました。とにかく緊張しすぎて、事前に「こう言おう!」と思っていたことを必死に覚えて、それを話すことだけに集中していました。審査員の方の目を見る余裕もなく、気づいたら終わっていた......という感じでしたね。

――ウクレレとイラストをかけ合わせた特技を披露していましたね。

持永 自由な自己PRの時間だったので、ウクレレとイラストが得意なことを活かしてアピールしました。でも本番では、ウクレレのチューニングがずれてしまって、演奏がぐちゃぐちゃになってしまったんです(笑)。それでも、結果的には面白いアピールができたんじゃないかなと思っています。

――僕青はデビューから1年半が経ちましたが、これまでを振り返っていかがですか?

持永 ずっと憧れていたアイドルになれたのと、自分の好きな歌とダンスで、たくさんの方人を笑顔にできるのがとにかく幸せでした。

特にライブが楽しくて、私たちの歌とダンスで盛り上がってくれるのもすごく嬉しいですし、ペンライトで輝いている会場を見ると私たちとみなさんでライブを作り上げているのを感じます。

――持永さんはグループ発足当初、「自分の殻を破る」ことを目標に掲げていました。この1年で殻は破れましたか?

持永 うーん......でも昔と比べたらだいぶ破れてきているかなと思います。

――冠番組の『坂道の向こうには青空が広がっていた。』(フジテレビ系)で、巨大な風船に入って大量の汗をかいているのを見て、持永さんの印象が変わった方も多いと思います。

持永 そうなんですか......?。殻を破れた瞬間が特にあったわけではないんですけど、バラエティとかいろんなお仕事をさせていただく中で、自分では気づかないところをまわりの方に教えてもらうことが増えて、少しずつ自信につながっていきました。以前よりも怖がらずに自分を出せるようになってきたのかな、と思います。

――持永さんは2、3作目まで(デビューシングルは選抜制なし)雲組で活動していました。最初に告げられたときはどんな心境でしたか?

持永 ......すごくショックでした。23人で一緒にひとつのものを作り上げていく気持ちが強かったので寂しさがあって。

「メディアに出て僕青を広めるのが青空組」で、「メディアで僕青を知って、気になってくれた人をライブでより楽しませるのが雲組」と聞いたとき、メディアで僕青を初めて知る人がいる中で、自分がそこに入っていないのがすごく寂しかったです。

――とはいえ、雲組には雲組にしかない魅力もこの1年で出せるようになってきましたよね。

持永 ものすごく感じます。雲組ライブでの盛り上げ方や振りの細かい部分が揃っているかどうか、全体で見たときの統一感など、雲組のスキルはどんどん高まってきていると思いますし、最初の頃よりもエネルギーを感じるパフォーマンスができるようになっているなと実感しています。

――これまで雲組を経験されていて、今の青空組での活動に活かされていることはありますか?

持永 雲組のときは、振りを揃えることを重点的にレッスンしてきたので、青空組に入ってから、その経験を活かしてアドバイスしたりしました。振付に関してもメンバーからアドバイスを求められることが増えました。

あと、ライブでの見せ方や表情、歌いながらダンスをする練習も雲組でしっかりやってきたので、青空組でも「みんなでやってみよう!」と同じ雲組経験者の須永心海ちゃんと提案したりしました。

――持永さんは最初からメンバーにダンスを教えることも多かったそうですよね。

持永 そうですね。グループ内ですごく上手なのは(八木)仁愛ちゃんと(杉浦)英恋なんですけど、私はまわりから「丁寧な動き」とか、「お手本みたいなダンス」とよく言われるんです。それでダンスに関して聞きに来てくれるメンバーが多いのかなって思うんですけど、それは私の課題でもあって、お手本を超えた自分らしさを表現したダンスをするのが今の目標です。

――1月には全国ツアーに向けた2泊3日の合宿が行われました。きっとパフォーマンスに対する意識も変わったと思います。

持永 ものすごく変わりましたね。例えば、歌に関して揃っていると思っていた部分でも、ブレスするタイミングがバラバラだとカウントがずれてしまったり、表情もそれぞれが思うままに表現していて、ずれがあったり。

なので、まずは曲の解釈から揃えて、何を統一するべきかをひとつひとつ擦り合わせていきました。最終日には、最初とは全然違う仕上がりになって、統一感がちゃんと出てきたんです。この学びは合宿だけで終わらせずに、これからの練習にも取り入れていきたいと思いました。

――新しい発見があったんですね。

持永 表情ひとつとっても、目の向きや開き方、閉じ方だけで伝わり方が全然違うと改めて実感しました。今までは曲の解釈に沿った表情やダンスばかりを考えていたんですけど、その表情にもさまざまな種類があることに気づいて。これからはもっと深い表現ができるんじゃないかなと思います。

――5thシングル『恋は倍速』では2作連続で青空組に選ばれました。

持永 正直......びっくりしました。今までは後ろのポジションでダンスを揃えることを意識していたんですけど、立ち位置も前に出ることになって、違う見せ方を意識しました。今まで通り揃えることは大切にしつつも、自分らしさを全開にしたパフォーマンスを見てもらえたらいいなと。

――自分の立ち位置が変化していく中で、焦りみたいなものはありますか?

持永 焦りもありますし、ものすごくプレッシャーも感じています。やっぱり一列目のポジションなので、もっと自分らしさを出していかないと、グループとしても、個人としても「いいな」と思ってもらえないんじゃないかという不安があって。だからこそ、自分らしい魅力を表現していきたいです。

――今回の楽曲は疾走感あふれるアップテンポなナンバーになっています。

持永 歌詞が結構強気な感じで、女の子目線なのが個人的には新鮮でした(笑)。僕青の楽曲ってどちらかというと男性目線のものが多かったので、女性目線の歌詞というのがすごく意外で。

あと、最初に聴いたとき、ラップパートがあることにもびっくりしました。サビの部分には気持ちを急かすような掛け声も入っていて、聴いているだけでも自然と体が動いちゃうくらい楽しい曲です。

――ダンスで見てほしいポイントはありますか?

持永 とにかく揃えることと、キレの良さを意識して頑張ったダンスになっています。タイトルにも「倍速」とあるように、ものすごく速い振付になっていて、最初に見たときは「本当に早送りしているんじゃないか!?」と思うほどで(笑)。手振りも移動もとにかくスピーディーで、全体的に駆け巡るようなエネルギッシュなパフォーマンスになっています。

――今回のMusic Videoはどんな映像になっていますか?

持永 仁愛ちゃんのかっこいいソロシーンがあるんですよ。ただ、今回は撮影当日まで終盤の歌詞が届かなくて、本来リップシーンを撮るはずだった部分が急遽仁愛ちゃんのソロダンスに変更されたんです。

すごく仁愛ちゃんらしい勢いのあるダンスになっているのでみなさんに見てほしいです。あとはムーンウォークを取り入れた振付もあって、ダンスの魅力がたっぷり詰まったMusic Videoになっていると思います。

――最後に、3月から始まる全国ツアーに向けての意気込みを聞かせてください。

持永 合宿で新しい発見や課題もたくさんできたので、毎公演ごとに成長を感じてもらえるようなライブにしていきたいと思っています。今回はフリーライブと違って多くの曲を全国に届けられるツアーなので、僕青のいろんな表情を全国各地のみなさんにたくさん見てもらいたいです!

――持永さん個人としては僕青の活動でやってみたいことはありますか?

持永 アリーナライブをやりたいです! みんなでずっと話しているんですけど、たくさんの方にパフォーマンスを届けるのが目標です。

●持永真奈 
2004年1月25日生まれ 東京都出身 
身長=156cm 血液型=A型 
ニックネーム=もっちー 
公式X【@BOKUAOofficial】 
公式Instagram【@bokuao_official】 
公式TikTok【@bokuao_official】  
活動の詳細は「僕が見たかった青空」の公式サイトをチェック!

取材・文/川崎龍也 撮影/篠田直人

    ニュース設定