満島ひかり、休憩時間に「アンナチュラル」撮影陰ながら見学 同世代・石原さとみとの共演に喜び【第48回日本アカデミー賞】

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2025年03月14日 23:04  モデルプレス

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羽鳥慎一、安藤サクラ、石原さとみ、上白石萌音、河合優実、満島ひかり(C)日本アカデミー協会
【モデルプレス=2025/03/14】女優の満島ひかりが14日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第48回 日本アカデミー賞 授賞式」に出席。優秀主演女優賞を受賞した。

【写真】「日アカ」最優秀主演女優賞を受賞した女優

◆満島ひかり、同世代・石原さとみとの共演に喜び

「ラストマイル」で優秀主演女優賞を受賞した満島。監督・塚原あゆ子×脚本・野木亜紀子のタッグが手がけたTBSドラマ「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2022年)の世界線と交差するシェアードユニバースの完全オリジナル映画の本作で、連続爆破事件の収拾に奔走する主人公・舟渡エレナを演じた。

満島は「アンナチュラル」「MIU404」の世界線に加えて、「人間では太刀打ちできないようなデータの世界の話で、主人公は『あなたでなくてもいい。私の代わりはいる。私じゃなきゃいけない時と私じゃなくていい時がある』と生きてる中で感じることはあると思うんですけれど、そういったことが描かれていてあまりの情報量で全然追いつかなくてあまり理解できないまま撮影が始まっちゃった」と脚本を読んだときのことを回顧。「塚原さん(塚原あゆ子)の演出のもと、岡田さん(岡田将生)が横にいる存在のリアルなコミュニケーションと脚本のコミュニケーションの中で、映画だけじゃなくて、現実の自分たちの生活と隣り合わせで、ずっと作品に関わってた感じでした」と振り返った。

そして「アンナチュラル」の主演であり、「ラストマイル」に出演した石原さとみとは、共演シーンはなかったが「『アンナチュラル』を1話から観ていて、ラッキーなことに、撮影所が同じ時に違う作品の撮影をしてて、休憩時間に『アンナチュラル』の撮影を勝手に見てたり、石原さんが必死に走る姿を演出されてる塚原さんを見てたり、そういうのもあって大好きな作品」と「アンナチュラル」放送時に思いを馳せた。

また「私が真ん中でいいのかなって思うぐらいの主演の俳優さんたちがたくさんいらっしゃって、人数もすごくて」と豪華キャスト陣が集まった「ラストマイル」舞台挨拶を回想。その中で「真っ先に『ひかりちゃん!』って優しく走ってきてくれて『ここは緊張するんじゃなくて、本当に仲間なんだ』と思って、同じ時代で同じように俳優をしてる仲間で、同じように主演をやったことがあって、働いてきた仲間がこんなに横にたくさんいる」と石原の声がけに安堵したことを明かした。

さらに「今日も会場で見つけてくれて寄ってきて、お腹も大きいのに」と現在第2子を妊娠中の石原を労りながら「『1人じゃなくて2人で出演だね』って言いながら。同世代とこうやって関われるのは最高です」と喜び。石原も舞台挨拶で会ったことを振り返り「絶対に会ったらみんな好きになる人。本当に大好きになって『あれ、友達だっけ?』って“好き”が先行するぐらい、アーティストとしても、ファッションとしても、もちろんお芝居としても、人間としても、そして言葉を発する人としても、すごくすごく尊敬できる」と称えた。

◆満島ひかり「ラストマイル」エレナの衣装へのこだわり

石原は「ラストマイル」で満島が衣装の提案をしていたことに対しても「すごく勉強になった」と言及。

エレナはアクセサリーをたくさんつけているキャラクターだが、その発想の元は、司会として同席していた安藤サクラの姉の映画監督・安藤桃子からだったと告白。満島は「『私は撮影現場で闘わなきゃいけないからアクセサリーで武装しているんだ』という言葉が心に残っていて、『誰も味方がいない中で金属をいっぱい身につけて、私は強いんだみたいな風にしたいです』と話したり」とスタイリストと話し合ったと振り返った。

また、配送センターのセンター長という役柄から「ポチッとできるものじゃないものを着たい」という思いもあったそう。「何でもボタンを押せば買える世の中で、ポチっと押しても買えないようなお洋服で衣装を身に着けたい」「自分は特別じゃないし、私じゃなくても良いってわかってるから、私じゃなきゃいけない格好で自分を武装してたい」とスタイリストに話し、衣装を決めたと語った。

ほかにも優秀主演女優賞には、「ミッシング」から石原、「夜明けのすべて」から上白石萌音、「あんのこと」から河合優実、「九十歳。何がめでたい」から草笛光子が選ばれた。

◆第48回日本アカデミー賞

同賞は2024年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。

司会は、6年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「怪物」で第47回最優秀主演女優賞を受賞した安藤が務める。(modelpress編集部)

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