
【写真】初の最優秀監督賞を受賞した藤井道人
本作は、染井為人の同名小説を映画化したサスペンス。脱走した殺人事件の容疑者を追う刑事が、逃走先で容疑者と出会った人々との取り調べから、まるで別人のような新たな人物像に出会う様を描く。『正体』は、藤井監督の最優秀監督賞をはじめ、横浜流星が最優秀主演男優賞、吉岡里帆が最優秀助演女優賞を受賞している。
藤井監督は「このような賞をいただき、本当にありがとうございました」と笑顔を見せると「今日、映画人の先輩方、仲間たちのコメントを聞いていて、皆さんが『映画作りは楽しい』と言っていたのが素敵だなと思い、自分の心のなかに刺さりました」と語り「映画の現場は楽しくなければいけないし、そういう場を作るのが自分の責任だなと強く感じました」と胸の内を明かす。
さらに藤井監督は「この賞をいただけたことはすごく嬉しいですが、それは仲間たちのおかげです」と『正体』に携わったスタッフ、キャストたちに感謝を述べると「これからもインディーズスピリッツで映画を作り続けたいですし、感謝の気持ちを忘れず、楽しい映画業界を作っていけるように頑張ります」と未来に思いを馳せていた。
■優秀監督賞(★は最優秀賞受賞者)
・佐藤信介(キングダム 大将軍の帰還)
・塚原あゆ子(ラストマイル)
★藤井道人(正体)
・三宅唱(夜明けのすべて)
・安田淳一(侍タイムスリッパー)
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