
【ワシントン時事】ラトニック米商務長官は14日、トランプ大統領が打ち出した自動車への追加関税について「すべての地域からの自動車に関税を課す。それが公平だ」と述べ、全輸入車が対象で日本車も除外しない考えを示した。
米FOXビジネスのインタビューで語った。ラトニック氏は「日本が、ドイツや韓国などよりも不当に有利になるようにはしない」と明言した。また、自動車産業は「(米国の)基本的な製造能力だ」と指摘し、安全保障上の重要性を強調。生産拠点を米国内で確保する必要性を訴えた。
トランプ政権が重視する産業として、自動車のほか、鉄鋼、アルミニウム、銅、半導体、医薬品、木材を挙げた。