■MLBプレシーズンゲーム カブス 0ー3 阪神（15日、東京ドーム）
阪神は15日、「ドジャースvsカブス」のMLB開幕シリーズに先立って行われたプレシーズンゲームを東京ドームで行い、カブスに0ー3で完封勝利を飾った。この試合で先発した門別啓人（20）はカブス打線を5回を2奪三振パーフェクトに抑える快投を披露。試合後は「本当に楽しくてあっという間の時間。緊張感もなく素直に楽しめたのでよかった」とマウンドを振り返った。
門別は初球から反応を見せるカブス打線にストレートで攻め込んだ。立ち上がりは先頭打者を1球目で右飛に打ち取ると続く2番・DHで先発出場した鈴木誠也（30）にも直球で勝負。痛烈な当たりも中飛に打ち取った。「すごい真っ直ぐが押せていけたかなと思う」と自身の投球に好感触を得た門別。「しっかりコースにコースにって梅野さんからも指示があったので、そこに投げて結果こうなって嬉しいなと思います」と喜びを口にした。
その後もカブス打線に対し走者を許さずアウトを重ねると鈴木の2打席目（4回）も再び中飛に抑えた。門別は「守備陣のおかげでアウトにはなりましたけど、全て良い当たりだったのでその辺が他のバッターよりもすごいなと感じましたし、自分ももう1個2個レベル上げないといけない」と鈴木との対戦を振り返った。
結果的に5回をパーフェクトピッチングで締めマウンドを降りた門別は「今日ノーヒットで終われたっていうのも、しっかりコースをつけてコントロールできてたからだと思うので、そういうところをシーズンに繋げてあとはボールの強さだったりとか、そういうところもシーズンに合わせて上げていけたらなと思う」と話し開幕を見据えた。
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ベンチから門別の投球を見守っていた藤川球児監督（44）は「今までの彼のキャリアの中では、本当に急に訪れたビッグチャンスといいますかね。非常に自信になったんじゃないかと思います」とコメント。翌日に控えたドジャース戦については「タイガースファンにとっても、それから阪神タイガースでプレーする選手にとっても本当にめったにない機会ですから、選手たちとファンの皆さんに楽しんでもらえるようなそんな1日になればいいなと思ってます」と意気込んだ。
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