“二度と見られなくなる”前に守ろう 京都水族館が絶滅危惧種の「タンゴスジシマドジョウ」91個体の繁殖に挑戦

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2025年03月17日 16:40  OVO [オーヴォ]

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“二度と見られなくなる”前に守ろう 京都水族館が絶滅危惧種の「タンゴスジシマドジョウ」91個体の繁殖に挑戦





 京都水族館 (京都市)は3月17日(月)から、近い将来に野生での絶滅の恐れが非常に高い淡水魚「タンゴスジシマドジョウ」の飼育・繁殖の取り組みをスタートした。また、同日から4月25日(金)までの期間、企画展示を実施。生体展示と併せて特徴や生態をパネルで紹介する。




 タンゴスジシマドジョウは、2010年に京都府北部の丹後半島で発見された種で、現在も生息域内個体群が1河川のみに限られている希少な生き物。国際自然保護連合(IUCN)と環境省のレッドリストで、極めて絶滅リスクが高い種の一つに分類され、2019年には、「絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律」における国内希少野生動植物種に指定され、捕獲・採集などが禁止されている。




 今回、滋賀県立琵琶湖博物館から91個体のタンゴスジシマドジョウを受け入れ、飼育・繁殖を通じて、飼育下での個体群の形成を目指す。また、生体展示と併せて、タンゴスジシマドジョウの生態や特徴、今後同館が行う生息域外保全の活動についてまとめたパネルを展示し、身近な自然や生き物を見直すきっかけを提供する。

 京都水族館は、年中無休(施設点検、気象状況などで臨時休業をする場合あり)。入館料は、大人(大学生含む)2400円、高校生(生徒手帳提示)1800円、中・小学生1200円、幼児(3歳以上)800円。障がい者手帳提示者と同伴者1人は一般料金の半額。





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