
前回からの続き。私(ヒトミ)は、夫のショウゴと生後7ヶ月になる息子シンタとの3人暮らしです。現在は育休中で、もうじきシンタを保育園に入れて職場復帰をする予定。ショウゴの誕生日に向けて私の心はウキウキしていました。誕生日やバレンタインには手作りのお菓子を作って食べてもらうのがわが家の定番。ショウゴに見つからないようにレシピ本を見ながら、喜ぶ顔を思い浮かべます。今年は何を作ろうかな〜……と誕生日が待ち遠しいです!

今年の誕生日はチョコレートケーキに挑戦することに。ベビーカーを押して材料の買い出しに行き、シンタのご機嫌をうかがいながらさっそく試作をしてみました。ちょうど家に立ち寄ってくれた義母に味見をしてもらうと、なかなか好評です。

私がバレンタインにチョコレートをあげる相手といえば、ショウゴしかいないはず。「誰かにあげるの?」と聞かれて一瞬違和感をおぼえます。さらに義母からは驚くような言葉が飛び出しました。ショウゴは手作りのお菓子が苦手……!?

ショウゴに渡すケーキの試作が完成し、我ながら上出来だとご満悦だった私。タイミングよく義母の来訪があったので、ぜひにと思って食べてもらいました。義母も大絶賛してくれて、ますます自信がついたのですが、義母から予想もしない言葉を聞くことになるのです。
なんとショウゴは「手作りお菓子」が大の苦手なのだそう。私の前ではそんな素振りは見せることなく、喜んで食べてくれています。本当に「手作りお菓子」が嫌いなのだとしたら……私にはそれを隠して、無理に食べていたのでしょうか?
【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・マメ美 編集・井伊テレ子
|
|