三菱UFJフィナンシャル・グループの看板=東京都千代田区 三菱UFJフィナンシャル・グループが、脱炭素を目指す金融機関の国際的枠組み「ネットゼロ・バンキング・アライアンス(NZBA)」からの脱退を決めたことが18日、分かった。NZBAを巡っては、気候変動対策に消極的なトランプ米政権発足を背景に、米国大手を中心に脱退が相次いでいる。
日本の金融機関の脱退は、三井住友フィナンシャルグループと野村ホールディングスに続き3社目。日本勢ではこのほか、みずほフィナンシャルグループと三井住友トラストグループ、農林中央金庫が加盟している。三菱UFJは、脱退後も脱炭素の取り組みは従来通り続ける方針だ。