アトレティコ戦は67分までプレーしたカサド [写真]=Icon Sport via Getty Images バルセロナは18日、スペイン代表MFマルク・カサドのメディカルレポートを発表した。
ラ・リーガ第28節が16日に行われ、バルセロナはアトレティコ・マドリードの本拠地『リヤド・エア・メトロポリターノ』にて4−2と劇的逆転勝利を飾った。同試合に先発出場していたカサドは25分、元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとの接触プレーで右膝を負傷。直後に起き上がってプレーを再開させ、67分に途中交代するまでプレーを続けたものの、試合翌日に行われた検査の結果、右膝の靭帯損傷が確認されていた。
同日付で発表されたメディカルレポートにおいて、カサドの負傷の深刻さを調べ、その後の処置を決定するために、追加検査が行われると伝えられていた。そして翌18日の午前、バルセロナはこの追加検査を実施したという。検査の結果、右膝の外側靭帯に部分断裂が確認されたようだ。カサドは手術を受けるのではなく、保存療法を選択。約2カ月間の離脱となることが伝えられた。
回復の進行度合いによって復帰時期は前後するものの、およそ2カ月間の離脱であれば、今シーズン終了直前には公式戦のピッチに戻って来られる可能性が高い。5月11日に控えたラ・リーガ第35節、レアル・マドリードとのエル・クラシコに出場できるかは微妙なところだが、ラ・リーガ最後の3試合は間に合うかもしれない。加えて、CLで決勝まで勝ち進むことができれば、同試合のピッチには背番号17の姿を見れそうだ。
現在21歳のカサドは、昨季までトップチームでの出場機会はほとんどなかったものの、今季に入ると大きく台頭。ハンジ・フリック監督が率いるチームにおいて、“ラ・マシア”産らしい技術とゲームメイク能力を遺憾なく発揮し、不動の“ピボーテ”としての地位を確立。ここまで行われた公式戦36試合出場1ゴール6アシストを記録している。
今季絶望の可能性も報じられたなか、最悪のケースは回避したカサド。シーズンの佳境でバルセロナを助けるべく、今後はリハビリに励むこととなる。
【ハイライト動画】バルサはアトレティコに劇的逆転勝利