【万博】クッキー缶人気のカフェタナカが登場へ　“サントメ・プリンシペ民主共和国と共同出展”

　名古屋の人気カフェ＆パティスリー「カフェタナカ」が、大阪・関西万博（4月13日開幕、大阪・夢洲）に出展することが決まった。

【写真】万博のメニューに期待…カフェタナカ「サントメプロジェクト」の様子

　アフリカのサントメ・プリンシペ民主共和国（サントメ）との共同出展となり、大屋根リング内側「セービングゾーン」の海外パビリオン・コモンズ-D館（共同館）に位置する。

　セントメは、ギニア湾に浮かぶ火山島のサントメ島、プリンシペ島、その周辺の島々からなる島しょ国。カフェタナカは2019年より「サントメプロジェクト」と称し、サントメ島におけるカカオ農園の再生を目指すとともに、そこで働く女性たちの自立に寄り添った支援を続けている。

　サントメ島は、植民地時代にブラジルから持ち込まれたカカオを、アフリカで最初に栽培した島。最盛期にはカカオ島と呼ばれるほどの生産量だったが、ポルトガルからの独立後には多くの農園が放棄されたままになった。ほぼ原種に近いまま残っている高品質のカカオを守るため、2019年に自社管理のカカオ農園を開設。「希望の有機カカオ農園」と名付け、農園の再生に注力している。

　万博では、カフェタナカの「サントメプロジェクト」の紹介をはじめ、大阪限定クッキー缶や現地サントメの女性たちと一緒に作った思い出のスイーツなどの販売を予定。

　「この支援活動を通してご縁をいただいたサントメの政府代表より、共同出展のお声がけをいただきました。私たちの活動をお伝えすることで、より多くの方にサントメとショコラのおいしさを知っていただけるきっかけとなれば幸いです」とする。

■カフェタナカ　大阪・関西万博出展概要
開催期間：2025年4月13日（日）〜10月13日（月）
出展場所：大阪・関西万博 セービングゾーン 海外パビリオン コモンズ-D館
運営時間：午前9時〜午後9時